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教育と向き合って生きていく-OB・林田昂大(後編)

こちらの記事は前編の続きです。
前編をまだ読んでいない方はこちらから↓
「一人一人の可能性を引き出す場を作る使命-OB・林田昂大」

引き続き林田昂大さん(@rinda_edukuma)にお話を伺っていきます!それではインタビューの続きです!

これからの活動予定

---(稲)これからやって行きたいことは何かありますか?

(り)えー(笑)まあ素直に書いてもらおうかな(笑)
これからやっていきたいことに関しては、「見えません」っていうのが本音です。
まず今までの活動についでですが、2回生くらいまではイベントとか合宿とか単発のものをやってきていました。しかしそこで限界を感じてコミュニティ作りの方に移行してきました。

---(稲)コミュニティというのは中長期での関わりということでしょうか?

(り)そういうことです。そちらの方は続けているんですが、事業性としての限界は感じました。よっぽどの有名人かコンテンツがないと、ここから収益を得るのが難しいと感じています。だからこそ、それを突破するために、会社の執行役員になって、お金を使って事業を作ろうと思ったんですね。でも、そっちもちょっと諸事情で難しくなってしまったんです。

会社に入っての限界というのはいくつかあったんですよね。あとは事業自体の将来性の限界もあって、それで…
今はかっしーさん大槻さんにも相談にのっていただいて、今はまだ次どうしていくかは見えてないし、きめにいけてないですね。まあということで、この現状をありのままに書いていただけたらと思います。

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(スヌーピーのカチューシャで、ユニバを楽しむりんださん)


これからはまず、第一に休養ですね。そして、今後どうしていくかの戦略もぼちぼち考えようと思っています。しかしながら、自分の中でやっていきたいと思っていることは全く消えていないし、教育という領域に関わり続けたいとは思っているんです。というか、教育から離れてしまうと、林田という自分のアイデンティティが崩壊していく気がするんですよね。

---(稲)なるほど(笑)

(り)いやほんとにほんとに。この5年間いろんな事やってきましたけど、場をつくること、場を提供することからは一回も逃げてきていないので。まあ一説には、それを手放すこともありとは言われてますけど。でも今の時点では、仕事で扱わないとしても、手放すつもりはないですね。
また再起して頑張っていきたいなとは思っています。

---(稲)ありがとうございます。


りんださんの語るFEISの価値

---(稲)ここまでりんださんの教育観や活動についてお聞きしてきましたが、振り返ってみて、FEISというものの価値をりんださんはどのように感じていますか?

(り)そうですね、FEISの価値といっても2つあると思います。FEISのイベント参加者として得られる価値と、FEIS運営の中で得られる価値の2つですね。

1.参加者と運営で共通して得られる価値
まずは両方に共通しての価値について話しますね。

1つ目は、FEIS顧問3人と話せるということです。
みんなこのレベルの人と出会える価値を分かっていないんじゃないかな~と思います。1,2年生の段階で、30~40年間使命にまっとうに生き、かつその業界トップランナーの姿を見れて話せるということがどれだけの価値があるか。もう本当にここはちゃんと書いてほしい。
僕らの代とかはなめてなさ過ぎてビビるところまでいっていましたが、今の子とかは、もう少しビビった方がいいんじゃないかなって思います(笑)。いやビビる必要はないんですけど、そのくらいのことだよっていうのは感じてほしいです。

2つ目は、コミュニティに関わる人とも出会いができることです。
FEISのコミュニティにいる人は本当にいい人が多いし、FEISのスクールでは、その人たちとの出会いがうまく設計されていますよね。
ぼくは今も、FEISの初年度あたりにいた人とはよく会ったり、話したりします。この1ヶ月だけでも、ざわけんくん、しょうこさん、けいいちろうさん、いばさん、はなさん、池上さん、ともよちゃんといろんな人に会ったり話したりしました!(予定も含みます!)
去年の初夏には、当時の運営メンバー5人(しょうこさん、ざわけん、ともよちゃん、こうたろう、ぼく)でZOOM飲みしたりもしましたね。

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しょうこさん(右)と会った時の写真


3つ目は、教育をガチで学べることです。きちんと体系だったものをやっていますしね。
加えて、社会人からのフィードバックの質も本当に高いです。角度と深さはやっぱり違いすぎると思います。


2.運営で学べること
次に運営固有の話だけれど、追い込まれることはいいことですね(笑)。佐藤先生が言うところの自己経営破産みたいな部分です。あ、まあトラウマにならない程度に(笑)

他には、共通したところの最初の部分につながるのですが、あのレベルの人たちからダイレクトにフィードバックをもらえることですね。それは本来であれば、会社に入ってから10年20年経ってやっと接するくらいなので、本当に意味わからない。
大槻さんは人事総務部長で、かっしーさんはエグゼクティブディレクターだから、新入社員の子からしたらほんと雲の上のような存在なんですよね(笑)。佐藤先生も大学生向けにはゼミを開いていないわけだから、大学生が佐藤先生から学べるのって基礎ゼミ(大阪大学で少人数向けに開講されている授業)かFEISかくらいですね。

---(稲) 佐藤先生はそうですよね。基本的には大学教員を相手にしていますもんね。

(り)そうそう。それから学べることってとても多いと思うんですよね~1,2年生だったら全力でやりきって、やっとちょうどいいくらいだと思います。

あと副産物もあると思います。僕はFEIS史上最も全力でやりきった人だと思ってます。いや自称ね(笑)。その僕から言わせてもらうと、全力をだしたら社会人顧問の人からちゃんと信頼されるなと思いますね。あとFEISコミュニティからの信頼もつく可能性が高いです。教育で生きていく気があるんだったら、FEISには関わっておいた方がいいんじゃないでしょうか。

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(FEISスクールのメンターした時の社会人顧問と運営OB)

[余談]佐藤先生に関して

(り)いやーでも佐藤先生の運営へのフィードバックは実はとてもありがたい存在なんですよね。というのは、佐藤先生は大学1年生とか学年関係なく、社会の立場としてフィードバックをくださります。あれはすごいですよね(笑)

僕も今までやってたんですけどね~あのガチのFBっていうのは、するだけで非常に消耗するんですよね。あんまり変わらない子も多いし、しかも自分の側にメリットないっていう。その子のためにやっているので。

最近佐藤先生と1対1で話す機会があって、その際に言いましたもん、佐藤先生は本当にすごいですね、社会人としての立場で毎回きちんとフィードバックするのは大変ですよねって。そしたら「まあこれも仕事ですから」と返されました(笑)。


最後にひとことメッセージ

---(稲)それでは最後に一言、特に1,2年生に向けてお願いします。


(り)教育という誰もが経験したことがある領域で、きちんと意見を持ち、社会にアクションを繰り返して進んでいくというのはとても難しいです。教育に5年間関わってきているけど、本当に教育やっている人がいなくなります。お前教育で生きていくって言ってたのに、結局教育で生きていかないんじゃんみたいな。
僕は絶対そうはなりたくないなとずっと思ってきました。

その中で、自分を知ることも大事だし、共に歩んでいく仲間を見つけることも大事だし、道の考え方を示してくれる社会陣との出会いも大事だし。こういうことを大学生の段階でできるということはとても大切なことだと思います。

FEISに参加して、一緒に教育に関わっていく仲間になってくれる人がいたら、僕も嬉しいです。皆さんそうしてぼくと友だちになりましょう(笑)

---(稲)本日はありがとうございました!

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