どうして人は嫉妬するのか
人は特に、年齢や性別、国籍、自分のコミュニティが近いものほど、なにか嫉妬するようになっているのかもしれない。
例えば嫉妬するメカニズムとしては、自分が欲しいものが手に入らないのに、身近な人がそれを得ていると、焦ったり、はたまた自分のチャンスがそれによって奪われたように感じるのかもしれない。
分かりやすくいうと、椅子取りゲームのように席の数がすでにきまっていて、それを隣の女の子自分とさほど能力が変わらないような人に先に取られてしまうと、なにか、そんなに能力が変わらないのに、なんで!とそんな気持ちになるのかもしれない。
ただ、それはなにか、本能的なものに備わっている危険察知能力にも感じる。
自分の身があぶないのでは?と
このままでは、自分は取り残されて生き残れないのでは?など、本能的なものとして備わっているものなのかもしれない。
それで、あればその感情自体が沸々と心に沸いたとしても何の恥でもないことがわかってくる。それはそうだよね、となんだか焦ってしまうのも理解できるよと、
また、能力が近いからこそ、嫉妬したりするといえるだろう。そうではなければ、嫉妬ではなくて、あの人のようになりたいという憧れになるからだ。
なので、身近な人ほど嫉妬してしまう心理は椅子取りゲームと似ている。
また、逆をいえば嫉妬するということは、自分にもそれができる能力がすでに備わっているということでもある。
なにか、嫉妬という感情が沸き上がったときに、自分にもこういう感情があるのかと、俯瞰してみたりする。
例えば、感情に飲み込まれて、
何ーくそー!
と思ってがんばる力に変えるのもいいかもしれない。
ただ、私の場合は、その心の仕組み自体が気になってしまう。なぜ、私はそう感じるのか、に視点が向いていく。
そうしたときに心をよくよく観察すると、自分の欲しいものが見えてくる、
例えば自分が女性で
家族が欲しいと望んでいる人は、家族を連れているそのお母さんに嫉妬するかもしれない、
いいな、この人には子供がいて、
もしかすると、結婚していても
素敵なパートナーに恵まれなかった場合は、夫婦円満な奥さんに嫉妬するかもしれない。
いいな、この人には優しそうな旦那さんがいて、
男性であれば、
認められたいと望んでいる人が
仕事において身近な同僚が出世したなど、そんな時があげられるかもしれない
いいな、お前は認められて、
いずれにしても、そんな時は自分の
本当に望んでいるものが見えてきたりする。
また、明らかに嫉妬の原因が明白でない場合も存在したりする。自分でも気がつかないような、本当はしたかったことなど、今現在ではなくて、過去においてしたかったことなど、今ではないことだけれども、本当はそうしたかったことなどもあるかもしれない。また、それを気がつかないようにしてしまっているケースもある
なんで嫉妬するんだろうと、これは嫉妬からくる感情なのか?といずれにしても、小さなもやもやがある場合は、なにかしら自分で、そんなわけないと打ち消しているもの、気がつかないようにしている心の声があったりする。
心は頭では考えても意識していないことや、
いやいやそんなことない、あるはずがないと打ち消すことや認めたくないことであっても
必ずそこに存在し続けたりする、そして、そのまま見ないふりをしてそのままにしても良いのだけれども、結局同じシチュエーションになったときに、(嫉妬する人物や事柄をみたとき、聞いたとき)またもやもやと心が感じたりすることもある。
結果的に見ないようにごまかしているようでは、根本的には解決には導かれない。
そんなときは、少し嫌な作業かもしれないけれども、この自分の心の蓋をあけてみる、
ねえ、なんで、もやもやするの?何がいやに感じる?と聞いてみると、案外ああそういうことなんだね、と自分で自分の心がわかったりする。
それは、ものごとが何も変わっていなくても、心は自分で何を思っているのかわかってあげると、ほっとしたりする。
え、自分の心はわかるものだよね?
と素直な人は思うかもしれないが、人間はエゴがあるかぎり、自分の心を素直に表現したり、それをそう感じてしまう自分を否定したり誤魔化したりしてしまう生き物だ。
なので、そういう心の声を、そんなことを思っては情けないとか、卑怯だ、弱虫だと、自分の弱さと思ってしまうのではなく、本当に心からどんなことでも素直に見られる人は、強い人であるとも思う。
誰だって、自分の汚い感情や見たくない思いに蓋をしている方が楽だからだ。
だけど、嫌な自分に思えることでも、その一瞬だけ、嫌な感情と向き合うのか、
今後ずっとなにかトリガーがあったときに、もやもやを感じて誤魔化して生きるかにも心の負担を感じるのかまるで違ってくる。
それであれば、私は後者を選ぶ。
また、自分自身の心と向き合えるのは自分だけだったりする。またそれを理解していないと、人にも本当の自分の思いを伝えられなかったりするから、それを心がけていきたい。
そんなこんなで、今日もまた、自分の心を俯瞰してみてみる、そんなのが、また楽しかったりする。
皆さんは、どんなときに嫉妬しますか?
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