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【2024年ジャズ】Aberdeen Blues / Luke Sellick & Andrew Renfroe

Luke Sellick(ルーク・セリック)はカナダのジャズベーシスト。Andrew Renfroe(アンドリュー・レンフロー)はアメリカのジャズギタリスト。ふたりともニューヨークはジュリアード音楽院にて学び、多くのサイドマン実績を持つ若手ミュージシャンです。ふたりはこの2024年の作品以外にもいくつかアルバムやシングルを発表していて、彼らの音楽が支持されていることを示しています。

デュエット好きの僕としては見逃せない作品でした。静かで和やかな雰囲気ながらも、選曲や音色に特徴があって彼らの世界に惹き込まれました。アンドリューのギターの音色はタイトルにBluesとあったりして、古くからのブルースギタリストやジャンゴ・ラインハルト、ジョー・パスなどを連想させるものがあります。そして心地よい歪み感。フリーズペダルという鳴らした音を伸ばしたままにして、音を重ねていく奏法が印象的です。

マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルで有名な2.Ain't No Mountain High Enough やカーペンターズのカヴァーで有名な3.We've Only Just Begun のアレンジがなんとも心地よく耳に残ります。アンドリューのギターサウンドを堪能できる5.Northwest Passage はお気に入りの1曲です。外の雨音とともに部屋でゆっくり聴きたい音楽です。

▼ブログ「音楽を聴くことの雑感」も書いています。


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