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【2023年ジャズ】SuperBlue: The Iridescent Spree / Kurt Elling & Charlie Hunter

Kurt Elling(カート・エリング)はアメリカのジャズヴォーカリスト。ブランフォード・マルサリスのアルバム「Upward Spiral」での歌唱が耳に残っていました。2023年本作は同い年のジャズギタリスト、チャーリー・ハンターとの共演で2021年にも「SuperBlue」という同名のアルバムを出していてグラミー賞を受賞しました。本作はその続編。

男性ジャズヴォーカルといえば、フランク・シナトラ、ビング・クロスビー、チェット・ベイカーといった名手を思い出しますが、女性ヴォーカルに比べて最近は目立った人が多くない印象です。僕はグレゴリー・ポーターあたりが好きで、カートも同じくお腹から声を出して声量がある感じで、バリトンヴォイスが好みなんです。

このアルバム、すごくカッコいいです。ジョニー・ミッチェルの1.Black Crow から勢いのあるジャズソウルです。カートの歌うメロディが複雑でクール。チャーリーのギターがファンキーな5.Bounce It もさすがの曲でジャンル超越してカッコいい。オーネット・コールマンのドラムンベースカヴァー、6.Only The Lonely Woman も聴きどころです。ジャズの枠を超えた音楽ファンに聴いてほしい快作だと思います。

▼ブログでいろいろ書いています。


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