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9月20日は「空の日」進化し続けるフェデックスの航空輸送ネットワークと空港施設

「空の日」に関連し、フェデックスの空港での輸送施設について少しご紹介します。

フェデックスは、ちょうど50年前の1973年に米テネシー州メンフィス国際空港とアメリカ国内25都市を14機の小型輸送機で結んで事業を開始しました。
現在220以上の国と地域にサービスを提供するフェデックスは、需要に合わせて常にそのネットワークを最適化し進化させ、さらには次世代に向けたネットワークを構築しつつあります。その活動の中で重要な役割を持つのが、空港のハブ施設です。

2つの役割をもつフェデックス北太平洋地区ハブ

フェデックスの北太平洋地区ハブは2014年4月に開設され、アジアと米国・欧州間の貨物の集約地点としてフェデックスのネットワークを柔軟に24時間体制で稼働させる要です。施設内では、約300名の従業員が通関業務、貨物の仕分けや積み替え業務などを行っています。総面積は39,500平米(甲子園球場と同等)で、オフィスエリアと貨物を扱う上屋と呼ばれるエリアが直結し、施設の建物の前には7つの駐機場があり、上屋とのアクセスが良く、貨物の積み込み、荷下ろしもスムーズに行えます。輸送先別に貨物を仕分けるシステムは毎時9,000個を扱うことができます。

フェデックスのネットワークで、北太平洋地区ハブは2つの役割を担っています。
1.西日本地域の国際貨物の取り扱いをするゲートウェイ(玄関口)
2.フェデックスのグローバルなネットワーク上での貨物の積み替え拠点
 
西日本地域のお客様向け貨物のゲートウェイ(玄関口)
フェデックスは日本では2つの空港に貨物機を乗り入れています。東日本のお客様の貨物は成田国際空港、西日本は関西国際空港で扱います。関西国際空港に到着した仕分貨物は、東海、北陸、近畿、中国、九州の各主要地域の営業所と連携して配送し、空港に到着した航空機から貨物を下ろして各集配所に向かうシャトルトラックへの搭載までは、通常1時間から2時間で作業を行っています。

グローバルなネットワーク上での貨物の積み替え拠点
フェデックスの北太平洋地区ハブは、アジアから集約した貨物を米国・欧州向けに発送したり、貨物を積み替えるポイントとして機能したりと、日本向けの貨物以外を扱う役割を担っています。24時間稼働する北太平洋地区ハブは、特に輸送需要ピーク時の急激な貨物量の変化に柔軟に対応して、ネットワーク全体の負荷を軽減し輸送サービスの品質を保つ役割を担います。
パンデミック時には航空輸送ニーズの急激な変化を経験しましたが、貨物便の増便に対応し、医療物資や感染防止のために必要な物資の輸送を継続することに貢献しました。

人を第一に ― 誰もが能力を最大に発揮できる職場


これら2つの役割を24時間体制のオペレーションで支えているのが従業員です。フェデックスでは創業以来、「People (人)- Service(サービス)-Profit(利益)」- 企業が人を第一に考えることでより良いサービスが提供でき、その結果として利益が上がり、さらにその利益を人に還元できる – という理念がすべての企業活動の基盤になっています。

2014年に施設がオープンした際、フェデックスは障がいのある従業員のみで構成された清掃チームを結成しました。7人の清掃チーム(2023年9月現在)は24時間稼働する物流施設で、それまで外部のサービス企業に委託していた施設内清掃を、9時から16時の勤務時間で担当しています。清掃チームをサポートするため、雇用条件や勤務時間、トレーニングや使用する清掃用具をなどへの工夫がおこなわれました。注意が必要な上屋での作業の安全を確保し、従業員の能力を最大に発揮してもらえる職場環境づくりにも努めています。
 
また、フェデックスは、地球環境に配慮した持続可能な輸送業務を目指し、2040年までにカーボンニュートラルな輸送業務の実現を目指しています。
フェデックスが現時の業務で排出するCO2 の61%は航空機によるものです。CO2削減への取り組みを続け、2021年5月から2022年6月にはより燃費のよい航空機への転換と代替燃料の利用で、世界で1,300万ガロンのジェット燃料使用を削減しました。
これらの環境配慮への活動は、今後も継続して行っていきます。

フェデックスのサービスに関する詳細はこちらをご覧ください。