マガジンのカバー画像

5年生存率30%の男 〜肺癌宣告から〜

175
気楽に受診した人間ドック… その結果、タバコも吸わないのに肺癌宣告となり、そのドタバタ含め、自分の感情や思いのままに記録しています。
運営しているクリエイター

2024年4月の記事一覧

3ヶ月に1度の造影CT検査

肺腺癌で右肺上葉切除手術を2022年の12月に終え、切った肺の病理検査で24サンプルのうち2サンプルで癌がリンパ節に浸潤していて、その後点滴による抗がん剤治療を4サイクル、何とか完遂でき、今は3年間毎日分子標的薬タグリッソを飲むという苦行の最中です。 分子標的薬タグリッソも今年の5月の連休明けで約1年経過という感じになります。 それまでは、毎月1回、大学病院で血液検査とX線撮影、医師診察、薬局で分子標的薬タグリッソの受取をします。 また3ヶ月に1度は、これに加えて心電図

試行錯誤… 〜抗がん剤の副作用・爪対策〜

基本的に今のところは在宅勤務が続くようだけど、そろそろ身体がなまってきたような感覚も… 抗がん剤の副作用の足のしびれさえなければ、朝のお散歩などもしてみたいのだけど、やっぱり出歩くことが億劫になりますね… 両足を使わない室内だけでの軽い運動というのも考えないと… 副作用対策抗がん剤としての分子標的薬タグリッソの副作用かも知れないのですが、最近本当に爪が割れやすく、特に右手の人差し指、中指、薬指の爪の先が割れたり、ぐにゃっとなったりしてます… 以前アマゾンで購入した指キ

造影CT検査結果など…

いつものように、前日には造影CT検査の結果が悪くなるのではないかと、よからぬ想像が巡ってきました。そして最近変な咳が出始めたので、何でも悪く感じてしまう… また分子標的薬に大金が吹っ飛びますが仕方なし… そんな覚悟をもって、今日を迎えました。 造影CT検査結果先ほど診察も終わり、先週行った造影CT検査の結果は、癌の卵(肺に点在する「すりガラス結節影」というもの)も大きさに変化なく、とりあえず分子標的薬タグリッソが効いているのか、ひとまず安心… とは言っても、右肺上葉は切除

生成AI、精々AI…

昨日、あるところで開催された生成AIのイベントに参加させていただいたのですが、登壇される人たちの話を聞いて、一つ確信したことは、生成AIも含め多くのDXと名のつく開発などでは、正直ゼロベースからスタートしてないと強く感じたこと… ゼロベースで理想イメージし、そこから逆に辿っていくことで、それを叶うためのシステムやツールの選定などになるのだけど、その順番で考える企業はほぼ無いに等しいか僅かだと理解… 生成AIも、とりあえず世間の波に乗っておくとか、試しに導入してみるとか、あ

早くも風を欲することに…

不思議…不思議なことは起こるもの… そこにあるのにないもの… ないはずなのに存在を示すもの… 時々不思議なことが起こる… 右肺上葉はもうわたしの身体からは除去されているはずなのに、未だに最初にCTガイド下肺生検をした、その生検針を刺したところが痛くなる… その生検針を刺したところは外見上はまったくわからないほどまでに身体の修復力によって再生されている… でも切除した右肺上葉の魂のようなものが神経の感覚のある部分に働きかけるのか、時々その存在を感じるようにチクリチクリと痛

予告通り…

蓄積する一昨日の Japan IT Weekの後、やっぱり足をつりました… 久しぶりの外出で、明らかに足のしびれの範囲が拡大していることを把握できました… つまりは分子標的薬タグリッソを服用している間は、しびれ具合は蓄積する方向であること… 3年間毎日飲み続ける苦行の、今はやっと1年間経過というところ… あと2年服用して、足のしびれ具合の蓄積が、その度合が強化されてしまうのか、それともしびれの範囲が広がっていくのか、果たしてどうなるのだろう… ただ一番怖いのは、自分の身体