【前がき、及び原体験について
子供の頃、訳もなく「自分は死ぬ、どうしよう」と不安になったことはないだろうか。
僕が6歳くらいの頃、もう冬も終わりかけだっただろうか。僕の実家ではしつこくコタツを出しっぱなしにする怠惰があった。
電源も入れない、まだ少し爪先が冷えるから、少し潜り込むところが欲しいから出している。
褒められた事なんて全くないようなズボラさ加減だ。
その中に潜り込んで、本を読んだり小型の懐中電灯をつけてちょっとしたキャンプ気分を味わったりすることがその時の僕の楽しみでもあった。
今から考えれ