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【HSP】怒られるのがとてつもなく怖い

私は怒らない人間だ
本当に怒らない

そんな私は、旦那さんから「仏」と呼ばれている。

これはHSPだからなのか、それともただの性格なのか?
怒らない私は良いのか悪いのか?

HSP気質を持つ方々は、日常生活において人に怒りをぶつける事はあるのだろうか?

どんな時に、どんな風に怒るのだろうか?

私には怒り方が、自分の感情の出し方が分からない。

人に怒れない理由~幼少期の母親との関わり方

私にだってイライラする事や、腹が立つ事はある。

きっと人並み、、いやそれ以上に、怒りやイライラを感じているだろう。

でもそれを顔や態度に表せないのだ。

「なぜだろう?いつからこうなったのだろう?」と自問自答してみる。

きっと幼少期から、物心ついた頃にはすでにそうだったのだと思う。

もともと、HSP気質を持って生まれた私。
それに加えて、母親はとても厳格で、ミスや甘えを許さず完璧主義の人間だった。

幼い私はいつも、「母親に怒られないように」「母親に認められるように」と必死だった。

もちろん、今の私のマイナスな面は、全て母親のせいだとは思っていない。

ただ、幼少期のビクビクと人の怒りに怯えて過ごした経験は、大人になった今でも確実に影響を及ぼしている。

そんなこんなで、私は人の怒りやイライラとした感情がとてつもなく怖い。

足がすくみ手や声が震え、世界中から自分が非難されているような、真っ暗闇の底なしの穴に突き落とされるような、そんな恐怖だ。

つまり私は、人の怒りが怖い人間の苦しみが手に取るように分かってしまうのだ。

だから私は人に怒れない。
私が怒ったら、相手は私が体験しているあの「怒られる恐怖」を感じる事になる。

それは耐え難い苦しみだ。
そんな思いを人にさせるのも嫌だ。

だから人に怒る事が出来ないのだ。

怒りをぶつける無意味さ

人が誰かに怒る目的。
それはきっと、相手に何かを伝えたいという思いが強いのではないだろうか。

果たして、怒りをぶつけながら何か話して、相手と平和に話し合えるか?

伝えたい事が、一番正しい形で相手に伝わるのか?

私個人的な意見だが、人に何か伝える時に、怒りをぶつけるのは無意味だ。
デメリットしかない↓↓

•せっかく話しても相手が自分の意見に否定的になる
怒って話されて、それを素直に受け入れる人がどれだけいるだろうか。

•相手が萎縮する(一方的なコミュニケーション)
相手が同じくHSP気質のように、怒りに対して敏感なタイプだった場合、怒りをぶつけると萎縮してしまう。
最終的に、こちらの意見をのんでくれるかもしれないが、それは独裁に近い状態だ。

•伝えたかった事が結局伝わらない
人との会話はよくキャッチボールに例えられる。
丸いボールをキャッチして投げ返す事は簡単だ。
でもトゲトゲのボールはキャッチするだけで大怪我だ。
相手からすれば、トゲが刺さる鋭い痛みのせいで、結局投げてもらったボールの意味は分からないだろう。

だから私はイライラしても腹が立っても怒らない。

怒らずに伝える方法

そうは言っても、みんな人間だ。
ムッとする事くらい沢山あるだろう。

私が実践している怒らずに伝える方法を少し紹介する。

•怒りやイライラが収まるまで相手とは話さない。
怒ったら状態で、相手に何か話してもろくな事にならない。
冷静に、話せる状態になるまで待ってから話し合いに持ち込むのが得策だ。

•主語は相手でなく自分
「あなたは〇〇だよね」「あなたが〇〇だから私は~~」
この言い方は個人的にNGだ。

主語はなるべく自分に置き換えてほしい。
「私は〇〇思ったから~~した。でもそれがあなたにとっては〇〇だったんだね。」
「私はあなたに〇〇して欲しいなと思う。あなたはどう思う?」
といった感じに、自分の事を話した後、相手の気持ちを聞くのがいいと思う。

•どうしても冷静になれないなら手紙
別の記事でも書いているかもしれないが、手紙は良い方法だと思う。
書いているうちに冷静になれるし、相手も読むタイミングを自分で決められる。
直接話し合うのと違い、お互い自分を見つめ直し考える時間が出来るのは、グッドポイントだ。

まとめ

人に怒られるのも、怒るのもとても苦痛だ。
特にHSP気質な人にとっては余計ストレスだろう。

怒りを我慢せず、怒りのまま相手にぶつける。
それはそれでストレス発散には良いかもしれない。

だが良好な人間関係を作り上げる事においてはデメリットしかない。
特に身近なパートナーに対しては、是非「怒りを含ませない伝え方」を意識したい。

HSPであるからこそ、人の痛みが手にとるように分かる。
どうすれば、相手の心に傷をつけずに物事を伝えられるのか考える事が重要だと思う。


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