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新しい一歩を踏み出すために。子育てが終わり、自宅を再構築する私の物語

子供の独立、久々のひとりぐらしをすることになったわたしの自宅は、こんな状態。


一応、いま自宅は経営する会社の事務所と兼用、なのですが、もともとはフル住宅用として建てたのです。
いま築17年、当時のわたしの嗜好で、2Fにリビングとトイレ・風呂・キッチンの水廻りを集めて、1Fは個室4部屋とトイレ、というすこし個性的な間取りです。

外観の特徴としては、外階段があることでしょうか。つまり玄関が2Fにもあります。2世帯利用を意識したわけではなく、外階段が付けたかっただけw。この外階段をテラスにつなげたことで、動線が増えて洗濯や買い物・ガーデニングがやりやすいのは想定外でした。

いま、一日のほとんどを2Fリビングで過ごして、1Fの1室を寝室にしています。1Fには長男の自室もあります。
2Fリビングは段差を付けた間仕切りがあって、それを利用してオフィスにしています。以前は書類をそれなりの分量保管するスペースが必要でしたが、まめにPDF化していったら、かなりスッキリしてきました。

ひとりで仕事しながら住まうなら2Fだけで暮らせそうです。衣類・趣味関係のグッズ・未整理の雑多ないろいろを大っ量〜に断捨離する前提ですけれど。

同じような状況で、空き部屋利用を考えるケースってどれぐらいあるの?

いや、yahoo知恵袋なんかで探してみるとたくさん出てきます。同年代のご夫婦で自宅のスペースの活用を考えているかた。当然といえばまぁそうです。
そのような質問に対して、物置として利用してはどうか、などの回答が多いでしょうか。最近でなくても、随分前の相談・書き込みにも同じようなお話しが繰り返しでてきます。
ただ、回答やコメント読み込んでみると、2010年台〜近年、と少しずつ雰囲気が違っていると感じました。
まずは2013年のこちらの書き込みです。こちらは同年代の方ではないかもです。

ベストアンサーは、ひとまず現状で募集をかけて、応募者の希望に応じてリフォームするかどうか考えては?という主旨のようです。
しかし、質問者の方はそもそも改修は考えていなくて、諸届けについて聞いているだけのようです。
この食い違いに当時の「シェアハウス」についての、一般的な認識があらわれているのでしょうか。

次に、ちょっと衝撃だったのが2016年の、わたしと同じようなシングル女性の発言小町での書き込みです。

軽い思いつきで投稿されたんだと思いますが、利用者目線でのきびしいダメだしの数々。しかし、非常にもっともな内容ばかりに思います。主さんも締めでもう少し設備を整える考えを書いています。
空き部屋利用、と住空間を共有する、のは分けて考える方がいいのでしょう。住んでもらう、という利用方法であれば、わたし自身でさえ水廻りの共有は無理です。ところが、

独居の高齢者と学生さんの同居を自治体がとりもつソリデール事業

というものがその頃にははじまっていたようです。
空き部屋利用、として一般的な話ではないですし、今のところ自分の状況とも異なりますが、将来的にという意味では興味深いです。
まずは、2016年にソリデールについて語り合っているこちらの掲示板をみつけました。

ここで議論されている話題は、

  • 高齢者の介護を学生にになわせるのは大丈夫なのか?

  • 高齢者が悪意の学生による特殊詐欺の被害に遭うのでは?

  • 先達のフランスの事例と比較して、日本の住環境では難しいのでは?

  • 実例報告によると、マッチングが少ないらしい。

ソリデールってなに??という段階、試験的に導入したてのころだったからでしょう、まず思いつくリスクについて述べられています。
だから、なのでしょうか、高齢者=要介護者として語っているところ、若い人が高齢者との生活を避けるのが普通、と前提しているところなど、
コロナ禍による価値観の変革を経た2022年の意識だと、わたしは少し人間への目線が冷たいと感じます。

わたしもソリデールというものを認知したばかりではあります。現在運営されている自治体のソリデール事業を調べてみました。
京都では「次世代下宿」とあるように、新しい時代にあった試み。事業者が入って丁寧に入居者と家主のマッチングや、入居後のフォローも行われているようです。

https://chc.or.jp/socialhousing/sh-case11.html

こちらで紹介されている事例だと、なんと、水廻りや冷蔵庫も共用されているようです。


おや、こちらはとてもおしゃれ。家主と同居ではないようです。ソリデールという名前のシェアハウスなんでしょう。「ソリデール」とは連携という意味だとか。