基本セット2021 カードレビュー(緑)振り返り
基本セット2021が発売されてもう3ヶ月、次セットの『ゼンディカーの夜明け』が全カード公開される時期になったのでそろそろ基本セット2021の振り返りをしてみる。
発売前のレビューはこちら。
https://note.com/fdorhr/n/nc8e4efcfb864
簡単にまとめるとTier1~3で分けていた。
Tier1が《解き放たれた者、ガラク》、《ガラクの先触れ》、《英雄的介入》、《漁る軟泥》の4枚。
Tier2が《迷える探求者、梓》、《長老ガーガロス》、《猫の君主》の3枚。
Tier3が《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》、《原初の力》、《胞子網の織り手》の3枚。
自分は主にMTGアリーナ勢なので、アリーナの環境・フォーマット視点(スタン・スタン2021のBO1)で上記を再評価してみようと思う。
・強すぎる緑単アグロ
1T恋煩いの野獣(出来事)
2Tイリーシアの女像樹
3T恋煩いの野獣→ネシアンの角甲虫or強行突破or原初の力
4T探索する獣orガラク
単色なのに4Tでほぼ勝ち確まで持っていける反則ムーヴ。この流れが強すぎました。3T目に5/5野獣を出すことでイリーシアの女像樹から2マナだせるようになるので合計5マナ出せるのが強かった。恋煩いの野獣が来なかったとしても女像樹→ガラクの先触れでも似たような動きができます。
そのため、ガラクの先触れとPWガラクは相当数見かけました。、原初の力は弱くはないけど強行突破で十分と思ってる人はいれないこともあるかな、という印象。
ガラクの奮起も合わせてガラク3点セットは相当使い勝手がよかったです。
・墓地対策はこれ一枚
大釜の使い魔が禁止指定されたとはいえ、墓地利用・墓地参照のデッキはまだまだ多いので漁る軟泥が大活躍する環境でした。
緑マナ1で墓地から追放し、それがクリーチャーなら自分に+1カウンターを載せてもりもり大きくなっていく。除去で狙われても緑1マナのレインジャーの悪知恵で呪禁ができるので守りやすいとう好条件。
ルールス、ウーロ、ボロスサイクリングあたりを完封してくれました。
・テフェリーとセットで盤面を盤石に
最初はどうやって使うのか全く分からなかった《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》、青混ぜてテフェリーと組んだ瞬間毎ターン猫生み出すやべーカードになりました。
基本緑思考なのでどうやって2枚目ドローするか頭を悩ませていたんですが、ドローだけじゃなくてカードルーティング(1枚引いて1枚捨てる系)でも発動すると知った時は衝撃でした。えうれーか。
ジョルレイン→ウーロ→テフェリーと繋げられたらこっちのもの。後はランプしてウギン出すなり打ち消し構えてコントロールするなり好きに動けました。
・ファンデッキ? ガチデッキ?
事前評価では雑に強いやら5マナとして強いか?やら色々言われていた長老ガーガロスですが、雑に強かったです。アグロ系のお守りに、ミッドレンジのメイン軸に、コントロール系のクロックに。到達と戦闘時の三択が万能で、どんなデッキ相手にもかなり活躍してくれました。探索する獣といいガーガロスといい、緑神話は雑に強い……。
猫の君主はアーティファクト破壊が強いと思っていたんですが、猫デッキにしないといけないという縛りが厳しすぎたのかほとんど見かけませんでした。自分はセレズニア猫とか組んで遊んでいたんですが、ちょっと強いファンデッキくらいでしたね。
梓は3マナ帯のマナ加速にウーロ・耕作がいるためか全く見かけませんでした。競合が強すぎる。それでもランク以外では時々見かけたりしたんですが、織り手は一切見かけませんでしたね……。せめて飛行ブロック時は攻撃+X修正とかマナ払って破壊不幸とかそのあたりが無いと辛いですね。他のクモの方が仕事してくれました。
・まとめ
そういうわけで再評価後の結果はこちら。
Tier1が《解き放たれた者、ガラク》、《ガラクの先触れ》、《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》、《漁る軟泥》。
Tier2が《長老ガーガロス》、《原初の力》、《英雄的介入》。
Tier3が《迷える探求者、梓》、《胞子網の織り手》、《猫の君主》。
こうしてみると、強いクリーチャーはある程度分かってるけど過剰評価しちゃってるのが多々ある感じですね。あと、他色前提のカードになると評価を見誤る感じ。
その辺り意識して今度は『ゼンディカーの夜明け』カードレビューをしていこうと思います。
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