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迅速果断~試行回数を増やす事の重要性~

前回の投稿で次回の内容はIDP(Individual Development Plan)の策定について投稿すると言っていましたので、それについて書こうと思います!

IDPを策定していく上で重要な要素は以下の2つであると考えてます。
※現状自分の頭で考えられる大枠では2つですがもっと増えて行くと考えてます。

①夢の諦め方(現実力⇨試行回数の多さ)
②周囲のアドバイス(自分では無い、客観的視点)

今回はまず①について書きます!

IDPを策定していく上で肝になるのが「夢の諦め方」だと考えています。
元オリンピアンの為末大さんの著書『諦める力』は皆さん読んだ事ありますか?

著者は男子400mハードルの選手で、2005年のヘルシンキ世界陸上で、日本人選手として初めてトラック種目の世界大会でメダルを獲得しました。そんな経歴だけを見れば、エリート街道まっしぐらで来た選手と思ってしまいますが、この本では、そこに至るまで色々なものを「諦めてきた」エピソードが紹介されています。

日本では、「始めたことは最後までやり続ける」ことが、美徳とされる傾向があります。途中で投げ出すこと、諦めることは、悪いことであるかのように思われています。

無意識のうちに浸透しているそんな価値観に、一石投じているのがこの本です。著者は元々100mの選手でしたが、ある段階まで来た時に「100mではこれ以上自分は上には行けない」と悟りました。そして著者は考えます(ここが大事)
自分は何を欲しているのか。人気の競技で勝つ事なのか、それとも、違う種目でもいいから、オリンピックで金メダルを取ることなのか。その結果、400mハードルの競技人口を考えるなど、戦略的に種目を変更し、世界大会でのメダル獲得という快挙を成し遂げることになります。

スペインやドイツのサッカー界では、かなり若いうちに、プロの選手の夢を諦めて指導者を目指す決断を下します。15歳くらいで見切りをつける選手も多いそうです。「プロになるためには、この年齢でどのくらいのレベルに達している必要があるか」を、論理的に分析し、ドライに判断する。そんな土壌があるからこそ、この2国は良質な指導者を多数輩出してきたのではないでしょうか。

為末さんやドイツ・スペインで指導者の道へ進んだ方々はかなりの数の意思決定を10代でしています。この年代で数多くのTry & Errorをする事が出来れば、自分の事をかなり正面からに見れるようになるのではないでしょうか。

挑戦のレベルは人それぞれ違いと思いますが共通する事があるとすればそれは、自分が少し頑張れば出来るレベルのものに対して挑戦する事です。
かなり頑張らないとクリア出来ない挑戦は心が折れる可能性が高いです。
楽にはクリア出来ないけど、少し背伸びをすれば届くレベル。
この絶妙なレベルへの挑戦を行う為にはひたすらTry & Errorを繰り返して自分のコンフォートレベルを探す事と、自分にアドバイスをくれる人を側に置く環境を整備する事が不可欠です。

夢の諦め方についてはもう一冊オススメの本があります。
こちらも是非読んで見て下さい!

次回は②環境について記載していきます!

今日の四字熟語

迅速果断⇨物事を素早く決断し実行する事。思い切りがよく決行が素早い。

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