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【ドイツ語】関係代名詞とは #455

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第454回では「受動態」のまとめをしました。


今日から「関係代名詞」について説明します。


たとえば、自分の友達のことを話したいと思ってみてください。

まず「友達がいます」と言ってみましょう。その友達が男性の場合はどう言いますか?



Ich habe einen Freund.
ですね。

これだけだと物足りないので、どんな友達なのか、もう少し説明したいですよね。
そう思うことが関係代名詞を使う動機となるわけです。


もし、その友達がサッカー選手になりたいと思っている場合
「その友達(男性)はサッカー選手になりたい」と言ってみましょう。



Der Freund möchte Fußballspieler werden.
ですね。

この文を関係文にして、二つの文をつなげ「サッカー選手になりたい友達がいます」と言えるようになりましょう!


関係文とは先行する(前方の)名詞を修飾する副文のことです。

副文については第234回で説明しました。

副文ですので定動詞が一番後ろに置かれます(定動詞後置)。
Der Freund möchte Fußballspieler werden.
の第2位の位置にある möchte が後ろに置かれるわけです。


主文 Ich habe einen Freund のあとにコンマを打ち
Ich habe einen Freund, der Fußballspieler werden möchte.
とつなげることができます。


この時 der Freund は同じ名詞の繰り返しを避けて代名詞の der になっています。
それだけではなく代名詞を使って二つの文を一つにつなげているのです。
そして、この der は der から始まる副文を、先行する Freund に関係させています。


このように、ある文を他の文の名詞に結びつけて関係させる役割をするので関係代名詞と呼ばれます。

先行する名詞(この文では Freund)は、先行詞と呼びます。


今日はここまでを頭に入れておいてくださいね。
副文についてしっかり復習したい場合は第234回から246回をチェックしてください。
note ではマガジンにまとめています↓


それでは続きはまた明日。
Bis morgen.
Tschüs!


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