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【ドイツ事情】幸せそうな犬(可愛がることと甘やかすことは違う)#352

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。


先週の第347回では「名前を呼びかけると良いこといっぱい」というテーマでお話しました。

今日は「幸せそうな犬」というテーマでお話します。


みなさんは、は好きですか?

私は大好きですが、しつけがされていない犬に対しては恐怖感を覚えます。


日本でも最近は、それほどひどい犬は見かけなくなりましたが、ドイツで見かける犬の行儀の良さには本当に感心してしまいます。


日本では、飼い主の前のほうをどんどん進もうとして、ハアハアいいながらリードを引っ張り、首輪が首に食い込んでいる犬を見かけることがあります。
飼い主も犬も辛そうだなぁと思ってしまいます。


ドイツでは、どの犬も飼い主の横にピタッとついて歩調を合わせるように歩いています。
飼い主も犬も、無駄な力を使う必要もなく楽そうで悠々としているのです。


犬を連れている人同士がすれ違っても、犬たちは吠え合ったりしませんし、とても落ち着いています。


ドイツの犬は電車やバスなどにも乗ることができるんですよ。
乗車料金は必要ですが、キャリーケースなどに入れる必要はありません。
大きな犬が乗っていても、とても行儀よくしていますので恐怖感を覚えたことは一度もありません。


犬と入れるカフェやショッピングモールも結構あります。
レストランでもカジュアルなタイプなら犬も入っていたり、室内はだめでもテラス席ならOKというレストランは多いですね。


このように、たいていのところは犬と一緒に行けますが、さすがに生鮮食品を扱うスーパーマーケットなどには、犬は入れません。
外でおとなしく待っている犬をよく見かけます。


リードにつながれることなくドイツの川沿いを飼い主といっしょにジョギングしていたり、広々とした公園で自由に走り回っている犬を見ると、気持ちよさそうで幸せそうだなぁと思います。


犬が自由にのびのびできるのも、呼び戻しなど飼い主の命令に従うよう、きちんとしたしつけが徹底されているからに他なりません。


ドイツでは犬を飼う時、しつけのトレーニングは重視されます。犬だけ訓練してもらう学校もありますが、私の友人や知り合いの多くは飼い主もいっしょにトレーニングしてもらうスクールに通っていました。
飼い主の知識や犬への接し方が重要だからです。


可愛がることと甘やかすことは違うんですよね。


きちんとしつけをすることは、人にとっても犬にとっても心地よく過ごせて、互いに尊重し合った暮らしができるためだと思います。


皆さんはどう思われますか。


それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!

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