【ドイツ事情】14歳からお酒が飲める? #64
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※ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています.
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ.白井宏美です.
毎週水曜日はドイツ事情について私の体験も踏まえてお話しています.
今日はドイツでは14歳からお酒が飲める?というタイトルでお話します.
日本では今年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられましたね.
しかし,お酒を飲むことができるのは20歳以上のままですから注意が必要です.
ドイツでは成年年齢の18歳から全てのお酒を飲むことができます.
ということは条件によっては18歳未満でも飲めるお酒があるということです.
次のように法律で段階的に決められているのですよ.
14歳未満はアルコール飲料を購入することも飲酒することも一切禁止ですが,14歳と15歳では、親権を持つ大人(たとえば両親など)が同席していて許可すれば、ビール、ワイン、ゼクト(スパークリングワイン)は飲むことができます。ただしアルコール飲料を自分で購入することはできません。
16歳になると、ビール、ワイン、ゼクト(スパークリングワイン)を買って飲むことができます。
ただし,そのほかのウィスキー、ウォッカ、シュナップス、ブランデーなどアルコール度数が高いお酒は禁止されています.
18歳の誕生日以降は、合法的に入手可能な全てのアルコール飲料を購入し、飲むことができます。
いかがですか.
皆さんはどう思われたでしょう.
日本でもお酒を飲める年齢を引き下げたほうがよいでしょうか.
私は,日本人とドイツ人は体質も体格も違いますから,真似はしないほうがよいと思います.
実際,私は日本人の友人や知り合いの酔っぱらった姿は沢山見てきましたが,ドイツ人の友人や知り合いの酔っぱらった姿を見たことがありません.3倍以上のアルコールを飲んでいてもです.
日本のように,きちんとスーツをきた会社員が酔っぱらって電車の中や時には駅のホームで寝ているなんて光景も,ドイツでは見たことがありません.
時には若い女性がベロベロに酔っぱらってフラフラ歩いていたり,電車の中で無防備に寝ているっていうのも日本ではありますよね.
外国では考えられません.無事ではすみませんからね.
やはり,いろんな意味で日本では飲酒は20歳以上のままがよいのでしょう.
それでは,また!
Bis dann!
Tschüs!
参考資料
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