【ドイツ事情】寝る前のチョコレートでぐっすり?#361
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。
第357回では「実はドイツでも行儀が悪い『歩き食い』」というテーマでお話しました。
今日は「寝る前のチョコレートでぐっすり?」というテーマでお話します。
昔、初めてドイツのホテルに泊まった時、枕元に小さい包みのチョコレートが2つ置いてあり不思議に思ったものです。
「まさか寝る前に食べるわけないよね?」と思っていたのですが、なんと寝る前にチョコレートを食べる文化があったのです。
近年、日本にもこの文化が入ってきて「ナイトチョコレート」といって枕元にチョコレートを置くホテルが出てきたようです。
なんでも、チョコレートに含まれる成分がストレスを和らげたり、心身をリラックスさせてくれたりするそうです。
確かにチョコレートを口に含むだけでも、カカオとほんのり甘い香りで幸せな気分になれます。
また体内時計をスムーズに「刻む」ために必要なマグネシウムが、カカオ含有量40パーセント以上のダークチョコレートには大量に含まれているとのことです。
他にも記憶力の向上、心臓の強化、ポリフェノールによる肌の老化防止や、動脈硬化の予防に効果的とも言われています。
さらにはカカオに含まれる食物繊維が腸内環境を改善したり、認知症の予防にも役立つなど様々な効果が期待されています。
いずれにせよ、ゆったりとした気持ちでぐっすり眠れると体感する人が多いので、習慣となり文化となったのでしょう。
ただし、注意しなけらばならない点もあります。
食べ過ぎると脂質や糖質の摂取が過剰になってしまいます。
特にカカオ60%以上のハイカカオチョコレートにはポリフェノールが多く含まれる半面、脂質やカフェイン量も多くなります。
また、カドミウムやニッケルなどによる金属汚染の危険性もあるようです。
つまり、重要なことはチョコレートを食べる量と時間ですよね。
1日に板チョコ1枚分を食べるのは問題ですが、ひとかけら(40グラム以下)なら危険性はなくメリットを得られるでしょう。
食べる時間は寝る2~3時間前までがよさそうです。
私は夕食後のひとかけらのチョコレートを楽しんでいます。
皆さんはいかがですか?
体質もそれぞれ違いますし、体調も変化しますから、自分に合った楽しみ方ができるといいですね。
それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!
【参考HP】
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