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FC今治は上にいくべきチーム #はじめてのFC今治 下口稚葉

中学から親元を離れて、単身JFAアカデミー福島でサッカーを学んだ下口選手。ビジョンが明確なFC今治に共感し「こういうチームこそ上にいくべきだと思っています」と語る下口選手に、これまでのサッカー人生や移籍を決めた背景を聞きました。

サッカーをはじめたきっかけは何ですか?

幼稚園の年中の頃に、兄が先にサッカーを習っていた流れで、僕も同じクラブチームに通いはじめるようになりました。父もそこのクラブチームでサッカーをやっていましたし、父や兄の影響もあって、徐々にサッカーが好きになっていきました。僕の出身は福井ですが、家族でガンバ大阪を見に行ったり、新潟のビッグスワンスタジアムまで日本代表の試合を見に行ったりもしていました。小さい頃はベッカムが好きで、当時は下敷きやユニフォームも持っていました。

2006ドイツW杯でのベッカム氏(David Beckham Instagramより)

プロになろうと思ったきっかけは何ですか?

小学校の低学年の頃に、力試しで名古屋グランパスのジュニアセレクションを受ける機会があったんです。確かふたりぐらいしか受からないテストだったのですが、そこに運よく選ばれて。受かると思っていなかったし、まだ小さかったので結局名古屋に引っ越すという決断には至らなかったんですが「このまま上を目指していけばサッカー選手になれるんじゃないかな」というイメージを小さいながらに感じていました。小学校の高学年の頃は京都サンガのスペシャルコースのスクールにも、福井から毎週通っていました。

自分の出身地である福井県はJリーグのクラブがなかったので、このまま中学も高校も福井にいてサッカーを続けるというのはプロサッカー選手として成功するイメージが湧きづらかったです。だから中学から勝負したいなと思い、JFAアカデミー福島への入校を決断しました。父も親身にサポートしてくれ、両親ともに僕の考えを尊重して送り出してくれました。12歳で親元を離れるにあたって「必ずプロになるんだ!」という強い想いがありました。

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FC今治に加入した決め手を教えてください

僕自身、昨シーズンは上手くゲームに関われなかったんです。まだプロに入ってからシーズンを通してやり遂げたことがないという悔しさが自分の中にあり、その思いを持つ中で早い時期にFC今治からお話をいただきました。そのときに強化部のスタッフさんから「本当にJ2を目指したいんだ」という熱い思いを聞き、自分がこうなりたいという熱量と、FC今治がJ2に上がりたいという熱量がマッチして即決しました。昨シーズン、ファジアーノ岡山に在籍していたとき、FC今治との練習試合を数試合やっていたので、FC今治はどういうサッカーをするかというイメージができていたのも大きかったです。

自分自身で大切にしている言葉はありますか?

僕の大切にしている言葉はふたつあります。まずひとつ目は「周りがあって、自分がある」。これは小さい頃から親から言われて、大切にしている言葉です。中学のときに、親からの仕送りの荷物の中には「周りに迷惑をかけない。周りに感謝する」と書かれた手紙が入っていたこともありました。今でもその教えを忘れず、今の自分があるのは周りのみなさんの支えがあるからだと思って、感謝の気持ちを大切にしています。

ふたつ目は「ミスを恐れるな」という言葉。僕は高卒後に岡山でプロ生活をスタートしたんですが、特に1年目はなかなかうまくいかないシーズンだったんす。安全な選択をしていくうちに、自分のスタイルや武器が失われていき、すごくプレーが小さくなってしまった時期でした。そのときに加地 亮選手に「ミスを恐れるな。いい選手になればなるほど、ミスをしてもそれを取り返す活躍をする。そういう選手になりなさい」とよく言われていました。その言葉は、プレーは勿論、生活すべてに繋がると思っています。

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今シーズンの抱負や目標を教えてください

FC今治のチームの歴史に名を残したいですし、この1年でなんとしてもJ2に上がりたいと思っています。そこにフォーカスしてこの地に来ました。絶対にこのシーズンで力になりたいです。シーズンは本当に長いですから、うまくいくときもいかないときもあります。ですが、どんな状況でもどんな場面でも、力になれる選手になりたいと思って僕は来ています。FC今治はビジョンが明確ですし、サッカー以外のところでも上を目指せるしっかりしたプランのあるクラブだと思っています。こういうクラブが上にいくべきだと思いますし、僕はひとりの選手としてクラブの価値を高めるために全力を注ぎたいと思っています。

最後にファン・サポーターへメッセージをお願いします

FC今治はレベルの高いコーチングスタッフが多く、また選手たちは愚直に真面目に取り組んでいるなという印象です。また、本当に地元に愛されて密着しているクラブだと思うので、日々やりがいを感じながら練習や生活ができています。サポーターのみなさんと一緒にJ2に昇格できる日を楽しみにしています!

文/村上亜耶

以下の動画は、下口選手がラジオ番組「カナイがイカナイト」に出演した際の放送アーカイブです。ぜひご視聴ください。

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