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【開幕直前】リーグ戦をもっと楽しむために再確認!〜大学サッカーとは〜

リーグ戦開幕2週間を切った今、一橋大学ア式蹴球部が戦う東京都リーグ戦がどういったものなのか、大学サッカーの現状なども踏まえて説明したいと思います!
大学サッカーを深く知ることで、より一つ一つの試合を楽しんでみれると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!!

大学サッカーについて

 大学サッカーはJFA傘下の全日本大学サッカー連盟を主体とし、9つの地区連盟(北海道、東北、関東、北信越、東海、中国、関西、四国、九州)から構成される。数多くの大学が集中する関東地区においては、関東リーグ(1・2部)の下にさらに東京・神奈川・千葉・Norte(埼玉・群馬・栃木・茨城)の5つの都県リーグが存在する。

 日本の大学サッカーのレベルは高い。天皇杯では、大学サッカーのチームがプロチーム相手に下克上を起こすことも珍しくない。大学サッカー出身のプロ選手も増えてきており、高校サッカーにおける有力選手の次なる活躍の場としても注目される。

 また、近年大学スポーツは盛り上がりを見せており、様々なところから注目を集めている。多くのチームが自チームのブランドを確立するために広報活動など運営面にも力を注いでおり、サッカー以外の経験の場にもなっていることは間違いない。サッカー以外の運営面がチームの底力となることが認知されるようになったため、プレイヤー以外の道も広く開かれているのも近年の大学サッカーの注目すべき点でもあるだろう。大学サッカーの魅力はますます増しているのでぜひ注目してほしい。


東京都リーグについて

 昨年まで東京都リーグは4部制をとっていたが今年から1部リーグ、2部リーグ、チャレンジリーグの3部制で行われることとなった。東京都リーグは全部で39チームが在籍する日本一チーム数の多い大学サッカーリーグであり、一橋大学ア式蹴球部が所属する2部リーグでも熱い戦いが繰り広げられる。

 強豪校がひしめく1部リーグは、昨シーズン関東リーグに所属していた立教大学が降格し、2部からは上智大学と玉川大学が昇格したため今シーズンは12チームによる激戦が予想される。

 今シーズンの2部リーグはは昨シーズン1部所属だった東京大学と大東文化大学が降格し、3部所属だった国際基督教大学、日本大学文理学部、都留文科大学の3チームが昇格し加わったため全部で11チームでの対戦となる。

 それぞれのチームに目指すものがあるため、このリーグで勝利を収めることは決して簡単ではないだろう。ア式蹴球部が目標を達成するためには日々の成果をピッチ上で100%出し切ることが重要だろう。そのためには勝ちにこだわるメンタリティと、自分を信頼できるだけの努力が必要である。

 また、東京都リーグはその運営が学生主体で行われているところも注目すべき点の1つである。一橋大学ア式蹴球部からも都学連に所属し、東京都の大学サッカーをより良いものとするべく活動している部員がいる。今後も、彼ら彼女らの活躍に期待がかかる。


関東リーグについて

 1部昇格を果たした先にあるのは、関東の舞台である。しかしその関東リーグにも大きな変化が生まれる。関東リーグは今シーズンまで2部制をとるが、来シーズンから3部制に変更になる。それにより関東リーグ所属チーム数は24チームから36チームに増え、チャンスも増えることになった。東京都リーグからは1部リーグ上位チームが参入権を得られるため、将来我が部が関東を舞台に戦うためにも、まずは1部昇格を果たさなければならない。


終わりに

 2022年。この年はア式蹴球部創立101周年目でありこれからの100年間を占う重要な一年である。
戸田前監督退任に伴い新3年の近岡が監督をすることになったこともあり、学生主体の色合いをさらに増した1年になるだろう。ただし、これは再出発ではなく新章の幕開けであることを強調したい。常に走り続ける組織であるア式蹴球部は、進化を遂げながらバトンをつないできた。今年も、定めた目標を達成するために、サッカーに対して真摯に向き合い、仲間との適切なコミュニケーションから勝利をつかみ取ることはもちろん重要である。しかし、先述の通り現代の大学サッカーでは運営面も重要視される。そうした中では、部員一人一人がチームをよくするために責任感をもって行動することが欠かせないだろう。

 この1年間を自分たちがやり切ったと思える年にするために部員たちは努力を惜しまない。試合に出るものはそれ以外の部員の思いを背負ってピッチに立ち、雄姿を見せるだろう。各チームの思いがぶつかり合い、白熱した試合が予想される東京都リーグ戦2部は今年も見逃すことができない。




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