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#31:2歳児のしっぽとりのあそび実践

今回は、2歳児クラスで行った”しっぽ取り”あそびの実践について
お話ししたいと思います。

現在僕はパート非常勤として保育園で働いますが、
担任の先生が休むとそのクラスのお手伝いに入ることが多く
活動も共にすることが多くなります。

先日2歳のクラスに入った際
”しっぽ取り”のあそびを活動に取り入れたいという担任の先生の意向があったので
それをお手伝いするような形で入りました。

「どのような流れで持っていくのか」「どのように子どもたちが楽しむのか」
をメインに見ていました。

子どもたちの様子を見ていると
”興味を持ってる子が少なかったかな”というような印象受けました。

それがなぜが振り返ってみると、
しっぽ取りという遊びは、
「もちろん走ること、追いかけることが楽しい」
「目標物があり、それをキャッチするというのが楽しい」
というような内容があると思います。

そこがうまく子どもたちにうまく伝わっていないのかなと。
それって子どもたちが自分自身で学ぶべきことなのですが
その部分がまだ、その時は楽しくなかったのかもしれないと。

先生自身が“しっぽ取り“という遊びにフォーカスを当てた際
どのような配慮や環境の工夫が必要なのかという
頭の切り替えがちょっと必要なのかなとすごく感じました。

そして、その時に一緒に入ってやってみたんですよね。
「ペラペラペラ〜しっぽさんどっか行きますよー」
「誰からどこに行くのかなぁー?」と言うとお尻を出してくれるんですよね。

そういう子にしっぽつけてあげると
周りの子たちも反応が楽しいからみんな集まってきて
「なんか始まってるよー?」という雰囲気になるんですよね。

するとしっぽつけた子どもが自然と走り出します。
『わー』って言って走り出すんですよね。

そして、必然的に周りの子たちもしっぽに一度注目しているので
ついてるしっぽを追いかけるんですよね。

このような導入や方法はすごく大事で
『やるよーはいどうぞ』みたいな感じで始めてしまうとそこまでの興味が持てずに
楽しさがちょっと伝わりづらかったのかなという印象持ちました。

また、足の早い子どもだとだんだん簡単になってくるんですよね。
そうすると簡単だからそんなにやらなくなるんです。
そこから少し発展させるために

子どもたちって「今の自分のレベルより少し難しいレベルのことにチャレンジ」したり、
「なかなか取れないけど何か楽しいな」という遊びにすごく意識が向きます。

ですので、一緒に混ざって「リスク管理」「安全管理」をしながらも
走って取れそうなんだけど取れないって言う状態を演出する

ちょっと「止まる」→「走る」→「止まる」→「走る」→「止まる」という変化をつけながら走ると
さらに盛り上がって、子どもたちいつの間にか全員がついてくるという
僕も体力的に厳しいようなあそびになりました。

あそびの導入や後の仕方の発展を考えて
僕ら保育者が「どのように関わって」、子どもたちの「あそびを発展させたり」
「保障したり」していくのか
その中で「安全をどう確保していくのか」という視点を持つことが非常に大事なのかなと思いました。

少しでも参考にしていただければうれしいです。

エピソード by りょうすけ

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