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#19:待つことよりも楽しい時間を

今日は、
”待つことよりも楽しい時間を!”
というテーマでお話しさせていただきたいと思います。

昔から感じていたことなのですが、
例えば、ゲームを保育中に取り入れる際に
しっぽ取りや鬼ごっこなど、その時に捕まった子が
なぜか線を引いた部屋の中で「待つ」。という

「待つ」スタイルのゲームのルール作りってあると思います。

「待つ」ことに一概に否定するわけではないですが、
工夫次第では、待つ時間を増やすというよりも

入れ替わり立ち替わりで常に動いて
頭を使っている脳の状態を作っていくことの方が
大事なのかなと個人的には思っています。

 待っている中でも、人のことを観察したり、自分の気持ちを調整したりなど、
大小メリットはあるとは思いますが、

それよりもやはり昨今大事だと言われている、体動かすこと。
幼児期の運動指針でものべられているように、
”60分以上の運動時間を確保しましょう”と言われている中では、
実際に日中の保育園での活動って、
ではそこまで取れているのか
というのがそもそもの問題だと思いますし、
その「待つ」という時間を増やしてしまうことで、
本当に必要な運動量だったり、動くことの確保ができているのか
というところ、

あとやはりコロナ渦で動く機会が減っているというところ、
外に出る機会が減っているというところがあると思うので、

「待つ」というのも1つの選択肢ではありますが、
入れ代わり立ち代わり常に動いている。
頭を使っているような状態。

という遊びの環境を作っていくことが、大切なのかなぁと思いながら保育を行っています。

この「待つ」というスタイルの遊びのルールの決め方は、
おそらくですが、小学校などの体育の授業の際の順番待ち、
順番にやっていく時に、その間待っているのようなことが潜
在意識として刷り込まれているんじゃないかなぁと思っていて、

もちろん、一斉に動くことはそれなりのリスクが伴ったり、狭いところだとぶつかったりことがあると思いますが、
そのような配慮しながらも
”常に子どもたちが動いて、頭を使って楽しんでいく”ということが重要なのかなと思い話しをさせていただいております。

体を常に体動かしていくことの中で、頭を切り替えること、
自分がその時鬼だった、今自分は鬼だったけれどもタッチしたら切り替わる、
逃げる人と入れ替わる。

年齢が低いとなかなか瞬発的な切り替えは難しいと思いますが、
幼児さんの後半になってくると切り替えやルールの理解などが深まってくるので、やはり常に頭を使って常に動いている状態が1番いいのかなと、

それが結果的に主活動で遊んだ疲労感などが、お昼ご飯、その後の午睡の時間にもつながっていくのかなかなぁと思いますので、
単に体が疲れているから眠いと言うものもあると思うんですけど、
そうではなくて、脳を動かして使うこと、よく考えることで充実感を味わうような遊びになるのかなと日々感じております。

なので、「待つ」時間よりも楽しい時間をということで
どうしたも待たなくてはいけない時間もあると思いますが、
その中でも少しでも楽しめるような、頭を使うような工夫ができる環境を
大人自身が作っていくことが大切なのかなと感じております。

少しでも参考になっていただければ幸いです。
エピソード by りょうすけ

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