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#22:0,1歳児におけるあそびの環境設定について

今回は、0,1歳児における遊びの環境設定について、
実際に僕が実践していたことをお話しさせていただければと思います。

新園で働かせて機会が多いのですが、 新園というと
おもちゃが少なかったり、 ジョイントマットの数が少なかったりなど
少し遊びのスペースを確保し、分けてコーナー作りをしていくということが
なかなか難しい環境にはあると思います。

僕がすごく気になる、すごく見るような光景なのですが

例えば
大きいジョイントマットが4つしかない。と

その中でコーナー作りをするために
2、3種類のおもちゃを4つのジョイントマットをつなげた状態で
すべておもちゃを散乱させるように出している環境を作っている。
3、4種類が混在して1つの大きなマットの上に存在している。
というような環境設定をよく見ます。

僕の経験上なのでエビデンスがあるかどうかは別として
0,1歳児は、そもそも一人当たりの面積が3.3平方メートル以上ないといけない
という面積基準があるのですが、
では、その中でマットの上だけに数種類のおもちゃをぼーんっっと出すだけというのは
果たして3.3平方メートル以上の面積幅が、まず取れているかという所と

そもそもの発達として、まだ1人遊びで自分の遊びの世界を探求する、探索行動したりなど年齢発達があると思います。

その中で果たして、マットにおもちゃを出すだけが環境設定なのか
というのは考えるべき点なのかなと思っています。

そして実際に僕がやったことになりますが、
まず4つのジョイントマットが大きい状態で1つになっていたので
2つずつに分けてコーナーを2つ作り、
おもちゃも1カ所ずつ別々に置いておいたり、
などちょっとしたコーナー分けをするような遊びの環境設定をしました。

本当にそれだけです。

すると、今まで距離が近くて、どうしても当たってしまったり
人のもの触ってしまったり
それで子ども同士が取られると思い怒って、 いざこざが起こり、
噛み付きや引っかきが起こる、のようなケースが結構あるんですけども

2つに分けるだけで、一人ひとりの遊びのスペース確保と
自分でじっくり遊び込むという保証がされたために
そのようないざこざもだいぶ減るような形になりました。

これは子どもたちの様子にもよると思いますが
基本的にはコーナーを作り、ある程度一人一人が十分に遊びこめる環境を作る
という環境作りが、大人にとっては大事なのかなと思っています。

そして環境作りに大事な人、モノ、コトを意識しながらやることで
より何が必要なのか、こういう遊びが発展しているからこういうものを作ったり、取り入れたほうがいいんじゃないか
というように遊びの環境どんどん発展させていくことがすごく大事なのかなと思っています。

環境設定一つとっても、難しいことではあると思いますが、
子どもたちの発達と一人ひとりの年齢発達、遊びの姿の保障ができるか
というのは、すごく大事な部分になるのではないかと思います。

少しでも参考にしていただければうれしいです。

エピソード byりょうすけ

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