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30-Day Film Challenge - Day 4  GONIN/8月の家族たち/21グラム

twitterで回ってきた映画チャレンジ、noteで書いてみよう!

今回は3本立てです。

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DAY 3 - a film with a number in the title


「8月の家族たち」2013年製作

監督: ジョン・ウェルズ 
主演:メリル・ストリープ ジュリア・ロバーツ ユアン・マクレガー クリス・クーパー ベネディクト・カンバーバッチ サム・シェパード
あらすじ:オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレットの下に、娘たちが久しぶりに集まる。長女バーバラは浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いている。一方、次女カレンは婚約者を連れてきて、三女アイヴィーも恋に夢中。自分勝手な母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていく。映画.comより

レイシー・レッツの戯曲を映画化。なんだこの贅沢幕の内弁当…ちなみに 製作にジョージ・クルーニーがかんでます。家族の愛憎劇がテーマなので、元気なときにみたほうがいい。見るたび人生に揺らぎが生じるので、ちょっとつらい。近いのは「母の眠り」「ラスト・ウィークエンド」あたりか、家族の役割が危うくなる話がトラウマ。そのくせ惹かれるので、自分なりの心理療法だと思っている。戯曲なだけにメジャーどころの役者たちが台詞の応酬を繰り広げるのが素晴らしく、演技力の殺陣といってもいい。みどころは泣き虫ベネディクト・カンバーバッチ。「裏切りのサーカス」の頑張りギラムのエッセンスが見え隠れします。ベネが泣くのみると得した気分になるよね。今は亡きサム・シェパードが父親役なので涙なしにはみれません。

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「21グラム」2002年製作

監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
主演:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ
あらすじ:余命1カ月と診断されて心臓移植の提供者を待つポール、夫と娘たちと幸福な生活を営むクリスティーナ、強い信仰心を持つ前科者ジャック。ある事件を契機に、3人の男女の運命が交錯していく。
デビュー作「アモーレス・ペロス」で注目を浴びたメキシコの鬼才イニャリトゥ監督が、名優たちの共演で描く人間ドラマ。映画.comより

魂の重さは21グラム。ハチドリ一羽分にすぎない。ひとは死ぬと21グラムだけ軽くなる、なんていう話もある。イニャリトゥ作品は「21グラム」がはじめての出会いで、最近は「バードマン」「レヴェナント」あたりが有名ですね。本作は当時映画館で1人で(観客たった1人で)見て、重すぎる内容にとことん沈んだ記憶があります。茶色の紙袋(酒瓶やポルノ雑誌がはいってるやつ)に心臓をいれて運ぶ場面がトラウマ。いまみると3人ともアラサーアラフォーで若い!「バードマン」は疾走感のあるバッドエンドに飛び込んでく感じだけど、本作と似ているのは絶望=救いなのか?って問いかけもみえるところ。「21グラム」は死生観や倫理に一石投じる作品でそこが好き。個人的には「灼熱の魂」と同じくらいヘビー。

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「GONIN 」1995年製作 

監督: 石井隆
主演:佐藤浩市、本木雅弘、北野武 
あらすじ:バブル崩壊で世間からはみ出してしまった五人の男たちが仕組んだ強盗計画の顛末をスタイリッシュな映像で描くバイオレンス・アクション。映画.comより

GONINは意味わかんない話なんですよね。とにかくヤバい奴らに関わっちゃった主人公がバイオレンス繰り広げながら逃亡する話。親父が北野武好きで、近所のビデオ屋でレンタルしてみたのが中学生の頃。モックンがレントボーイみたいな役で、変なホモセクシュアル感満載で、子どもが見るもんじゃないですよといわれつつ見せてくれた親に感謝。おかげで今世の理想な男性は佐藤浩市です。根津甚八、椎名桔平、竹中直人、鶴見辰吾のカッコよさもさることながら、バブル期ファッションセンスや暴力描写が最高of最高。ヒットマンのふたりがキングスマンのハリー&エグジー(闇堕ちVer.)のようで、弟子の木村一八がくそ若い。北野と木村の関係性って記号でしかなくて、暴力だけが唯一熱さをもって語られてた気がします。一番好きな場面は僕知りません顔をする佐藤浩市です(伝わらない)

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