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スペインの至宝

おひさしぶりです。現在W杯真っ只中。
日本はドイツ、スペインとまさかの同じ組。
当初は絶望していた方も多いかと思います。
勝てる可能性があるとしたらスペインかなと思っていましたが、ドイツに勝ってしまうとは本当に驚きました。コスタリカに負けてもっと驚きましたが。
今回は、日本が対戦するスペイン代表の注目株、ぺドリとガビについて書いていきます。
ぺドリは20歳、ガビはまだ18歳です。まだまだ若い彼らですがスペイン代表でもバルサでも序列が1,2位で、怪我やターンオーバーがない限り、日本戦でも中盤のコンビを組むことになるかと思います。
暇つぶしにでも読んでみてください。

■現代版イニエスタ”ぺドリ”🇪🇸

オリンピックでも日本にやってきたぺドリ、まさに魔法使いのような選手です。
とにかく巧い。巧いんです。狭いエリアでも瞬間的にプレーのキャンセルができ、最適なプレーを選択することができるんです。そこからドリブルで運んだり、スルーパスで一気にチャンスを作り出したりと、もうなんでもできます。

昨シーズンから、積極的にゴールを狙う場面も増えてきています。
彼にスペースを与えてしまうとシュート・チャンスメイクを好き放題やられ、スペースを与えないために数人で囲んでも華麗にかわし、時間と空間を作り出してしまう。
まさにイニエスタを現代フットボール版にアップデートしたような選手です。
ちなみに、ぺドリのアイドルはもちろんのことイニエスタですが、イニエスタが好きすぎてW杯優勝となればイニエスタと同じ髪型にしたいとのこと。個人的にはやめてほしい。

そんなぺドリですが巧いだけでなく、守備のために走れる選手でもあるんです。
UEFAによるとEURO2020では総走行距離が約76km。これは大会3位の記録です。この年はEUROに加えて東京オリンピックもあったため1年間の総試合数が72試合となり、疲労困憊そうな表情でプレーをしていたのを覚えています。その写真がこちら。

もう顔がげっそりで目が死んでます。案の定次のシーズンは怪我をしたので、これからは働きすぎに気をつけてほしいところですね。

■闘うラマシア戦士”ガビ”🇪🇸

靴紐を結べないことで有名なガビですが、1番の特徴といえば、なんといっても球際の強さなんです。
バルセロナの下部組織出身のガビ。バルセロナといえばシャビ、イニエスタといった、魔法使いのように美しく、華麗なプレーで観客を魅了するスタイルを想像するかと思います。
ところがガビは違います。いや、違うというと少し語弊があるかもしれません。
確かにプレーに華麗さや遊び心があり、ポジショニングで優位に立つ能力、ボール保持して推進する能力、ここらを切り取れば、バルサらしいと言えると思います。
しかし、ガビは上記の能力に加えて、闘える選手なんです。相手がどんな大柄な選手だろうが、大ベテランの選手だろうが、身を投げ出してまでボールを刈り取りに行き、相手を威嚇する場面もあるくらい熱い漢なんです。
たまに、そんないかんでいいやん。っていう場面でもボール目掛けて突っ込んでいき、カードを貰いすぎることもあります。これから成長していく過程で不必要な部分においての荒さ、角が削れ、丸くなっていけばと個人的に願っています。

そんな闘牛士のような華麗さ、闘牛のような荒々しさを併せ持つガビは、まさしく情熱の国スペインを体現する選手と言っても過言ではないでしょう。

■最後に

紹介した2人は、バルサを、スペインを、世界を代表し、これからのサッカー界を間違いなく担っていく選手達です。と同時に見ていて本当にワクワクする選手でもあります。
イニエスタ・シャビに続き、ぺドリ・ガビのバルセロナコンビがが世界を席巻する日も遠くはないでしょう。
目まぐるしい速さで進化を続け、強さ、速さといったアスリート能力が重視されるようになり、皆を虜にしてきたファンタジスタが淘汰されている現代のフットボール。
個人的にはこの2人のように遊び心を忘れず、見ている人たちを魅了する選手が大好きなので、これからこういったプレーヤーが増えてくれると個人的に嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

■おまけ

真面目な話ばっかりだと面白くないので、若手版バロンドールにコパ・トロフィー授与式にてじゃれあう2人を見ましょう。
ちなみに、2021年にぺドリ、2022年にガビが受賞しており、世界が認める期待の若手ツートップといっても過言ではありません。
試合中とは全く逆の表情を見せるガビが可愛い。無限に見れます。


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