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練習解説(vol3:夏休みのメニュー)

以前、暑熱順化について記事を書かせて頂きました。
(気になる方はコチラをご参照ください)

スクールの会場でも3週にわたり子供達へ
・暑熱順化について
・飲水のタイミングと方法
・クラブとしての対応について
こんな事を伝えてきました。

子供達はどんな環境にも適応していく為に
知識を身に付け出来得る努力をする事や
その中でベストを尽くすスタンスを持つ事は
選手として絶対に必要な事だと思います。

そしてスタッフは子供達を預かる以上は
安全に配慮し正しい知識と準備をもって
活動を提供する事が絶対不可欠だと思います。

しかし….
(それらを前提にしたお話)

それにしたって昨今の夏は暑すぎる!

これには言わずもがな
誰しもが納得して下さると思います。

そんな中で我々FC BANDE PLUSが運営する
相模原スポーツガーデン校の夏休みの活動は、
①活動の運動量および強度を抑える
②主として体ではなく頭を動かす内容に注力する
③天候や気温に応じクーリングブレイクを行う
以上の3点を取り入れて
通常とは少しテイストを変えた
メニュー構成で活動をしていきます。

①②について
カテゴリー1の子供達は
これまでの活動で撒き続けてきたタネ…
伏線を回収しながら新しいスキルの習得に注力します。
1つ1つのスキルをしっかり習得出来る様に
時間をかけて丁寧に取り組んでいきたいと思います。
運動量は普段より減らし、スピードも要求しません。
どうしたら出来る様になるか?上手くいくか?
そして試合でどんな事を考えたら良いか?
そんな事を丁寧に考えて実践する事を要求します。
具体的にはフェイント・ターン・キックの3要素を
子供達の様子や状況を見てコントロールしながら
集中的にTRして習得していって貰う予定です。
普段より運動量が無くゆっくり動いている事で
外から見て何か物足りないなと感じる事が
もしかすると生じるかもしれませんが、
それはスタッフが子供達に
“わざと”そうさせているとご認識下さい。

カテゴリー2では
気温が下がるタイミングの活動になるので
低学年の子供達ほどメニュー構成の中で
運動量や速度に制限を大きくは設けない予定ですが、
『ボールは疲れない』というのを
どうしたら表現できるのか?という事と、
ボールの置き所と持ち方について、
子供達と深掘りをしていく予定です。
レストとフリーズコーチングを使い分けながら、
子供達に過度な負荷がかからない様に留意して
メリハリをもち集中した活動を
積み上げていきたいと思います。

③については説明不要かと思いますので
ここでは割愛しますが、
状況に応じて3〜5分間
日陰でのレストをとる予定です。
(注:これ以外にも休憩は小まめに取ります)

・体よりも頭を動かす
・体よりもボールを走らせる

この2つの考え方を軸に
子供達と夏休みの約1ヶ月を過ごします。

そして最後に子供達に伝えてはいますが…

①帽子を着用して活動してOK
(スポーツキャップなら対人メニューも着用可)
②飲水は休憩時間外でも適宜摂って問題ナシ
(喉が乾く前に飲む事!多めに準備して来て下さい)
③シャツはパンツにしまわなくてOK
(研究結果によりこれだけで4度前後体温が変わるとの事)
④濡れる事が気になる様なら着替えを持参
(散霧器やタオル等を使い時に濡れる事も生じます)

この4点について
親御様にもご理解・ご協力を頂きながら、
引き続き子供達の笑顔と変化を
お楽しみ頂けましたら幸いです。

皆で安全に楽しく夏を満喫しましょう!

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