🍙終了30分以内に栄養補給を🍹

はじめに…
【長ったらしく書きますが結論はタイトルの通りです】
長い！難しい！かたい！まわりくどい！
そんなご意見はNo thank you。
心の中に秘めてください。

さて...

健康促進の為にー
スポーツを楽しむ理由の１つである方は多いと思います。

サッカーをする子供をもつ親御様にとってみれば
サッカーの事はよくわからないし子供任せだけど
じゃあ何故やらせているの？と聞かれたら
回答の中にほぼ100％含まれてくる
そんな要素なのではないでしょうか？

そして子供をもつ親御様が最も気にする事の１つである
『身長がちゃんと伸びるのか？』問題。

元気いっぱいに走り回っているし
なんとなく健康的な生活ができてそうな感じだから大丈夫！なんて
楽観的に考え「過ぎて」おざなりになっている事はありませんか？

身長を伸ばすために欠かせない骨の形成というのは、
きちんとした栄養素がとれていない場合、
スポーツをしている事が
極論マイナスに働く事だってあるんです。

今回はそんな『栄養素』について考えてみたいと思います。

まず体が代謝を繰り返しているように、
骨も日々生まれ変わりが活発に行われています。
これを骨代謝といいます。

運動をして体を酷使すると、
この骨代謝はまず「骨吸収」と呼ばれる、
劣化した骨を溶かす作業を始めます。

そしてその後に
新しい骨を作ろうとする「骨形成」を始めます。

骨というのはこの骨吸収と骨形成を
何度も繰り返す事で成長していくわけですが…
（ちなみにこれを骨代謝回転と言います）

そう！想像に容易いと思いますが、
成長期の子供はただでさえ骨代謝の回転が速いのに、
【運動をする子はその回転がさらに速い】んです。

そして当然の如く骨形成には
骨づくりに欠かせない栄養素の摂取が必要となるので…

だから食事が十分でないと、
場合によっては確実な骨形成ができなくなってしまい…

結果としてスポーツをする事が
【背を伸ばすことを阻害する】事に繋がってしまう！
という事になるです。

簡単に言うと…
(最初から簡単に言ってくれ)

摂取する栄養素が適量に達していないと
スポーツをする事で疲れた体を
回復する事にしか栄養を活用する事が出来ず
身体を成長させる事に栄養を回す事ができなくなる、

という事です。

例えば…

夕方や夜に練習をした後
疲労感で夕食が十分に食べられず疲れて寝てしまう

そんな方は要注意！

これでは骨吸収が行われるばかりで
骨形成のための栄養補給が全くできません。

簡単に言うと…
(最初から簡単に言ってくれpart2)

身長が伸びない生活サイクル突入中です。

じゃあどうすれば良いの？
この疑問の解決の鍵はズバリ【効率的な疲労回復】です。

練習による疲労が蓄積される事が正しい成長を妨げるからです。

我々の身体は運動をすると成長ホルモンが出る、
というメカニズムになっています。
体のダメージを察知すると成長ホルモンの働きによって
体を回復モードへ切り替えるのです。

そう！だからこのタイミング！
具体的には運動終了後から30分以内！
ここで栄養補給をする事が非常に重要なんです。

この運動後30分以内というのが
俗に言う「ゴールデンタイム」と言うやつですね。

大げさかもしれませんが、
場合によってはストレッチをするよりも先に栄養補給がしたい！
だって成長ホルモンが分泌されるから！

じゃあその時間に何を食べれば良いの？
慎重派の貴方はそう思う筈です。

これは糖質とタンパク質が３対１です。
これだけは譲れません。糖質３のタンパク質が１。
繰り返します！３対１です。

そんな、、数値で言われましても、、

という方に朗報です。
特別に例をお伝えしてしまいます。

100%オレンジジュース＋鮭おにぎり１個。
これでバッチリです。

この場合、
糖質をオレンジジュースとおにぎりに使用するライスで、
タンパク質を鮭でそれぞれ補う形になります。

おにぎりを
ロールパンにハムとスライスチーズを挟んだサンドイッチに変えたり
バナナに置き換えても大丈夫だと思います。

他には…
アレンジやオシャレにするのは
各ご家庭のアイディアとセンスでお願いしますm(_ _)m

少し補足をしますが、運動後は当然、
体の疲労と同様に胃腸などの内臓も大きく疲弊しています。
その為できるだけ消化しやすいものを選ぶ事も大切です。

なので..

冷たい炭酸飲料やアイスクリームは胃腸の働きを低下させるのでNG。
市販のハンバーガーやカップ麺も油が多く内臓の負担になるのでNG。

そして…

その後にメインの食事が控えている場合は
体に少しの栄養素が補給される程度でOK。
満腹にする必要はありません。

ついでに…
育成年代の子供達をお預かりしているからこそ補足しますが、、

少年期から青年期にかけて
欠食や偏食など食生活が乱れていたり、
過度な運動が継続すると、最大骨量が低くなってしまう事があります。
高齢になったときの骨そしょう症に繋がるわけです。

またおやつにスナック菓子ばかりを食べるのもNG。
加工食品に含まれるリンという添加物が
カルシウムの吸収が妨げてしまうからです。

試合や練習の合間などに
「疲れている時には甘い物」と菓子パン等を口にするのもNG。
砂糖の成分が骨形成に大切な
ビタミンＢ群の消耗を進めてしまうからです。

ここまでくると察しの良い子供達は気が付く筈です。
『あれ…？野口コーチ…？』と。

簡単に言うと…
(last最初から簡単に言ってくれ)

【彼(Mr.YN)の真似はするな！】
と言う事です。

この時代ですから
これくらいの知識は今や当たり前の様に親御さんはもっています。
わかっていても簡単に実行できない理由がある！
それも長年指導をしてきて理解しています。

ただ…

親御さんは子供達の事を第一に考えているからこそ、
本人は自分の身体だからこそ自分にできる事を増やす意味も兼ねて、
まだ取り組みがスタートしていないご家庭におかれましては
是非一度、活動終了後30分以内にどうやって栄養補給をするか？
というのを話あってみてください。必ず【親子で】。

おしまい。