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実践に学ぶ お寺の活動事例ファイリング

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未来の住職塾NEXT講師の遠藤卓也によるnoteマガジン。新しい寺院の在り方を探り続けているお寺・お坊さんの話を「事例紹介」という形でまとめています。 寺社のこれからを案ずる宗教…
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記事一覧

Case08|人とお寺の自然な関わりの中で、神仏を感じられる場となる(大阪府南河内郡 本門法華宗 法華寺 庄司真人さん)

※ まちに開く まちを拓く『地域寺院』2024年1月号より転載(文・写真/遠藤卓也) プロフィール|庄司真人さん 1962年生まれ。平成30年4月、住職就任。関西学院大学文学部・兵庫教育大学大学院卒。公立中学校社会科教師として18年勤務後、退職。現在は臨床心理士、学校心理士、特別支援教育士の資格を持ち、寺務と並行して公立学校カウンセラーとして勤務。僧侶本来の姿勢は、人の悩み、苦しみに寄り添うことであるとの思いから、宗教と心理学の両面から檀信徒の方々に向き合っている。 霊

Case07|星の信仰の聖地で、森を守り、森に眠るサステナブルな葬送を提案(大阪府阪 日蓮宗 能勢妙見山 植田観肇さん)

※ 『地域寺院』2023年11月号「尋坊帖」より転載(文・写真/遠藤卓也) プロフィール紹介 世界三大荒行堂の一つといわれる日蓮宗大荒行堂にて寒一百日間の結界修行を4度成満。また、北摂で唯一、妙見山にのみ一万年前から残るブナ林を守る「能勢妙見山ブナ守の会」創設メンバーのひとり。日蓮宗の国際体験プログラムでボストンの寺院で修行したのを機に、テキサスでの北米研修の講師を務めるなど米国寺院のサポートも行う。 ブナを抜かないで! 遠藤 妙見山にはブナの原生林があり、保護活動を

Case06|現代の人々の生活に、お寺がとけこむために「行い」が導く仕掛けをつくる(長崎県 大村市 真宗大谷派 正法寺 長野文さん)

※ まちに開く まちを拓く『地域寺院』2023年10月号より転載(文・写真/遠藤卓也) プロフィール|長野文さん 1978年福岡県生まれ。長崎県大村市、真宗大谷派正法寺坊守。国立音楽大学リトミック専修及び、東京学芸大学 特殊教育特別専攻科卒。中学校や特別支援学校に数年勤めた後現職。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。 月替わりでワークを実施  長崎県大村市、歴史のある街道沿いに一際大きな銅板屋根を持つお寺が真宗大谷派 正法寺だ。7月2

Case05|古き良き「お講」文化を今の光で照らしだす(黒部市 本願寺派 善巧寺 雪山俊隆さん)

※ 『地域寺院』2023年8月号「尋坊帖」より転載(文・写真/遠藤卓也) プロフィール紹介 黒部市宇奈月町・白雪山善巧寺住職。2006年より音楽イベント「お寺座LIVE」をスタート。10周年を境にアート企画などへ展開していく。 ポッドキャストアワード2006審査員特別賞を受賞。全国の僧侶仲間と仏教チーム「メリシャカ」を結成、浄土真宗本願寺派「子ども・若者ご縁づくり」では委員として参加(2013-2018)。2013年、本堂修復事業の一環として現代アートを取り入れた内陣天井

Case04|震災ボランティアの縁と、コロナ以降のオンラインの繋がりを大切に活動していく(熊本県宇城市・真宗大谷派・光照寺・糸山公照さん)

※ まちに開く まちを拓く『地域寺院』2023年7月号より転載(文・写真/遠藤卓也) プロフィール|糸山公照さん 1976年熊本県宇城市生まれ。大谷大学大学院文学研究科真宗学専攻修士課程修了。京都大谷高校、熊本県内高校、支援学校等の講師を務め、現在、熊本県内中学校のスクールカウンセラーとして、子どもたちの心のケアも行っている。真宗大谷派光照寺副住職。防災士。 震災を忘れない・繋がる・続ける  2023年4月6日、熊本地震から約7年が経ったこの日、熊本県宇城市にある真宗

Case03|「お寺は地域・心の拠り所」を合言葉に、小さな声にも耳を傾け、寺を出て交流する(福岡県北九州市・浄土真宗本願寺派・西法寺・西村さん)

毎朝、門信徒と共に勤めるお朝事を大切にしてきた、アットホームなお寺が、これまで以上に地域に目を向けはじめる。住職・若院・坊守がそれぞれの強みを活かし“三人寄れば文殊の知恵”で、地域との関わりを深めていく ※ まちに開く まちを拓く『地域寺院』2023年4月号より転載(文・写真/遠藤卓也) 二十五年間、門信徒と共に 福岡県北九州市の工業都市、黒崎の郊外にある浄土真宗本願寺派西法寺。およそ三百有余年前、仏縁深き人々が念仏の道場を創建したことに始まったという。現在は住宅街に位

Case02|令和の本堂建替えを機に 寺の歴史と仏様を地域につなぎなおす(青森県八戸市・真言宗豊山派・普賢院・品田泰峻さん)

若くして、本堂建替えの大事業にチャレンジした品田泰峻住職。寺の歴史を紐解き、祈りの物語を現代に紡ぎなおし、今の八戸に生きる人々のための新しい本堂を建立した。 ※ まちに開く まちを拓く『地域寺院』2023年1月号より転載(文・写真/遠藤卓也) 仏様の居場所を整えること  雨の中、タクシーで坂をあがっていくと目指す普賢院があった。小高い丘にあり見晴らしのいいお寺だ。地元のタクシードライバーがお寺を見て一言「変わったんですね」。普賢院は、本堂や山門の建替え工事をおこなったのだ

Case01|安産祈願で子どもたちの笑顔輝く遍路寺院に(香川県善通寺市・天台寺門宗・金倉寺・村上哲済さん)

未来の住職塾 講師の遠藤卓也です。寺院の運営・経営について学び合う「未来の住職塾」に携わり始めてから10年以上、たくさんのお坊さんたちと交流を重ね、実際にお寺もたくさん見させていただいています。 各地で見て、聴いたこと・感じたことを、また別の土地で話し、あたらしい話を聴いていると、この10年間でお寺を取り巻く社会環境も大きく変化しましたし、未来の住職塾に通う塾生たちの意識も大きく変容してきたという実感があります。 日本各地のお寺のこれからを案ずると、暗い話ばかりがでてくる昨今