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『3vs3vs3』ボール回し。大切な要素が詰まった練習|FBase マガジン #82

今回の内容はサッカー現場での話です。
私がここ最近一番やっている練習メニューのご紹介。なぜこの練習を行うのか?そんな狙いや意図も合わせてご紹介したいと思います。

その練習メニューが『3vs3vs3』のボール回しです。サッカーにおいて大切な要素が詰まっている?練習メニューになっていると思います。


▪️『3vs3vs3』のメニュー設定

・グリッドの大きさはお任せ!
・3人で1チームを3チーム準備

(ビブス3種類あるとわかりやすい!)
・実質6vs3のボール回し
ボール保持するのは2チームの6人
ボール非保持は1チームの3人が守備
・2チーム6人の保持者はボールを奪われないように動かしキープしていく
・ボールを奪われた選手のチームはすぐにトランジションプレス
・ボールを奪った選手、チームはすぐさま保持フェーズへ移行する
・タッチ数はお任せ!

しかし、ボールを奪った選手のみはフリータッチ設定
・何本回したら貯金!はお任せ!その他のルール設定はお任せ!

こんな設定で行ってます。
3人1組を3チーム構成し、そのうち2チームがボール保持。そして1チームがボールを奪いにいく。実質6vs3のトランジションありのボール回しです。

なぜこの設定でこのトレーニングを行うのか?そんな狙いを次では説明していきます。

▪️この練習メニューの狙い

私は日常的に多くのサッカーの試合を見ています。そしてこうして文字にしてサッカーのレビューを書くこともあります。そうやってサッカーの試合を観察することでいろんな発見がりあり、それがサッカーの現場でも生かされたり、よりサッカーの面白さに気付かされる機会になってます。

そしてある日、気付いたのです。サッカーおいて重要な要素の一つを。それがトランジション局面がいかに大切なのかということです。サッカーには局面がいくつかあると言われています。それを4局面に分けて表現されることもあります。

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