「日本人を支える美味しいお米を作り続ける」そう決めた美唄の若手農家 ー 北海道美唄市のまち自慢
北海道美唄市でシティプロモーション事業を担当している真船です。
北海道らしい景色が広がる美唄からご紹介するのは、お米農家・ささはら農SUNの笹原 我斗(ささはら かいと)さんです。お米づくりについてお話を伺っていく中で、日本人の食を支えるという覚悟を感じました。
農業の近くで育ちながらも、ギャップからのスタート
農家の息子として育ちましたが、手伝いそっちのけで楽器をやっていて、音楽の道やさらに違う道を考えたこともありました。それでも進路選択のときに農業をやろうと決めたんです。
その後農業大学校を経て、現在は両親と農業を経営しています。米と麦と大豆を栽培していて、お米の品種は「ゆめぴりか」と「きらら397」です。
就農してからギャップもありましたし、3年目でもわからないことだらけ。学校で学んでいないことも自分で考えてどうにかしていくしかありません。一つずつ任せてもらいながら学んでいます。
米作りの繊細さと喜び
今年新たに挑戦したのは、田んぼの水の量を調整する作業。数センチでお米の出来が変わるのでシビアですが、稲が育っていくのを見るのは楽しいです。
また田植えの前後の時期に水が張っている田園は、何度見ても美しい。これが原風景であり、お気に入りの景色です。
少しずつ自分”が”作っているんだと実感することが増えてきました。新米が穫れると、お米屋さんに卸しているほか、普段お世話になっている周りの人にも配るんです。「美味しい」といってもらえるとシンプルに嬉しいですね。
こだわりを持って美味しいを追求する
学校の志望動機を見返すと、そこにはお米を主にしたいと書かれていたんです。「すべての活動の源になる食事、そして日本人の主食であるお米からみんなを支えたい。」それは今でも変わりません。
その姿に向かって今は進んでいる途中。まずは農家として一人前になるために、真剣に農業と向き合い続けたいと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?