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【フミダス!メンバーの軌跡】中野実祐


静かながらも、意見にこだわり、イベント直前の練習では驚くほどの成長を見せてくれた実祐くん(通称:なおくん)。これだけの変化をしたなおくんの5ヶ月は、どのようなものだったのでしょうか。

▶︎他人事から、自分事へ

・フミダス!お疲れ様でした。自他ともに司会の練習では大きく変わったと評判だったけれど、なおくんがフミダス!を通してチャレンジしたと思うことはなんですか?

物事を他人事にするのではなく、自分事として捉えることですかね。
正直、最初フミダス!に参加した時は友達に誘われて、あまり乗り気ではありませんでした。そのため、任されたタスクもそれなりにこなすだけで、チームメイトにほぼ任せていました。
フミダス!の方針が大きく変更し、全力少年少女が結成されてからもそのスタンスは続いていました。
自分が他責思考であるということに気づき、チームのプロジェクトを自分事に考えるようになったきっかけは、面談です。メンターの方に「フミダス!ことをしているのか」と聞かれ、答えに詰まったことを覚えています。周りのメンバーは少しづつ変化しているけど、自分はあまり変化していないと感じました。面談をしたメンターからアドバイスをもらい、「人任せにしないで、プロジェクトを自分事として捉える」ということ決め自分も変化しようと決意。チームメンバーも2時間のミーティングに忙しくても参加していたのを見て、無駄にしちゃいけないと感じました。それからはフミダス!が終わるまで、学校や部活、習い事の予定がどんなに忙しくても、チームミーティングには参加することができました。
また、参加するだけではなく、自分の意見を言うこともできました。以前は、メンバーの発言に対して、「いいと思います」しか言っていませんでしたが、それはチームの足を引っ張ることだと気づきました。自分事として捉えると決意してからは、反対意見も理由を添えて発言できるようになりました。その結果、全力少年少女のメンバーとメンターから、「なおくんが意見を言ってくれたから、プロジェクトがまとまった」と言ってもらえました。

▶︎しんどかったけど、やり切った司会


・色んな思い出がフミダス!にはあると思いますが、5ヶ月間の中で1番印象に残っていることはなんですか?

 
イベント直前の1週間です。
この1週間は自分にとってチャレンジの時でした。僕はアイスブレイク担当として、台本の作成と司会進行を担っていて、どちらも全力で取り組んだのですが、フミダス!運営事務局の方から厳しいフィードバックを頂きました。台本に関してはつまらないというフィードバックを、司会進行に関しては暗い、固いというフィードバックを。
僕以外に2人ブレイクアウトの司会役がいたので、台本が変わるとその2人に迷惑をかけてしまうという罪悪感と、司会進行はほぼ初めての経験で何をどう変えたら良くなるのかわからない不安な気持ちが混ざりメンタル的にめちゃくちゃ辛かったです。
しかし、メンターの2人が優しくアドバイスを出し続けてくれたので、最後まで逃げずに頑張れました。そして、全力少年少女メンバーみんなで協力して練習した結果、イベント3日前、フミダス!運営事務局の方から「すごい変わったね。めちゃめちゃ良くなってるよ!本番も頑張って」と言っていただきました。さらに、イベント本番では練習より上手く司会進行をすることができました。

▶︎考えていれば、意見は自然と出てくる


・本当に、司会直前では声のトーン、大きさ、テンション、全てが進化していて、なおくんが自分の殻を破れたんだなと感動したなあ。。最後になおくんが「自分ここ成長した!」と感じる変化を教えてください!


人の前で自分の意見が言えるようになりました。
フミダス!で町の魅力について深く考えたことによって、普段町を歩いていても「この建物は何でここに建っているんやろう」「この公園は誰が使うためにあるんだろう」など、街のつくりを観察するようになりました。自分の答えはまだ出ていませんが、全ての人が納得できる答えもないと思います。そんな答えのない課題に対して深く考える癖がついたので、自然と自分の意見が出てくるようになりました。
総合学習など正解がない学習でも、グループに対して「僕はこう思う」や「なんでこうなの?」と意見や質問を出せるようになりました。これも、考えるレベルが深まったからなのかなと思っています。
また、司会の経験を通して、初めて出会う人にも自分の意見を言ったり、相手と意見交換をすることを学びました。今はあまり初めての人と話すことに抵抗はないと思います。
これからは、初めての人と話す時や、大勢の人と話す時に落ち着いて話せるよう、自分の考えを深めていきたいです。

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