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酷暑のサイクルの怖さをグンマーとさいたま!にて徹底的なわからせを喰らう

安全第一ヨシ!は大事ですよ。


夏なのでサイクル

 2022年はこの時期に霞ヶ浦一周ことカスイチ(カスミガウラ・アズ・No.1)で長距離ライドをしていた。

霞ヶ浦の美しい景色

てなことで、7月のこの時期もサイクルトラベルしましょうかね、ってので狙っていたのが利根川下り。

https://tabi-rin.com/archives/course/24364より引用

利根川下りと気温

 利根川、と言ってもむっちゃ長い。狙いは自転車道の最上流、渋川からだ。下流は厳密には銚子だったり江戸川に転じて葛西だが、今回のゴールに狙いを定めたのはここ。

そう、Onsenである。前述引用した地図でも、江戸川利根川分岐点あたりまでを地図で示しており、その近くにあるこのOnsenがゴールに丁度いい。温泉でさっぱりしてから帰るのにも適しているしね。

 ただ、そんな利根川下り、実行する段階で大きな懸念が出てくるようになる。そう、気温だ。チャリトラベル予定日の気温を見ると、、、

https://weather.goo.ne.jp/appearance_ratio/p0016/0716/より引用

こ、これは、、、。後から考えたら、この時点で中止すべきだったかもしれない。

渋川まで移動

 てなことで、気温の不安を抱えながら渋川へ

グリーン車で荷物を移動
深谷の名物1万円札は収穫前なので、ネギ畑くらいしか見えなかった
211くん!

てなことで渋川についたが・・・早くもむっちゃ暑い!こ、これは・・・

渋川が凝縮されている

走り出してわかる強烈さ

 色々と思いつつも、セットアップを完了させる。

片道なので輪行グッズは全て持っていく

エルフの村を焼くオークリーの買い直し版も今回初登場だが、思った通りなのでここは大満足である。

渋川前橋区間はまだいいほうだった

そして今回のスタート地点である。大正橋へ。厳密にはもうちょっと上流の吾妻川公園が起点らしいが、利根川下りと考えたら、吾妻川と利根川の合流点であるここからスタートでも差しさわりはない。

走り出してすぐ思ったのが、「あ、これかなり暑いな」。元々休憩は多めにしようと思っていたが、30分に1度くらいの休憩じゃないとダメだなって感じで早くもペース見直しを想定。とはいえ、後でわかることなのだが、この序盤はまだ日蔭があるからマシだったってこと・・・
 てなことで、前橋のコース脇で1回目の休憩。普段のペースからするとかなり早めの休憩だが、それでもかなり体力を消耗しているのがわかる。ここでインナーシャツを脱ぐことに。

とりあえずこれくらい走行。普通の気温なら楽勝なのだが・・・

https://tabi-rin.com/archives/course/24364より引用

 ちなみに、こんな水路の立体交差があったり、水路沿いの森の中を走ったりと、コース自体は走っていて楽しかったですね。

強烈な暑さとの闘いとなる前橋~五料橋の区間

https://tabi-rin.com/archives/course/24364より引用

 休憩開け、かなり気温が上がってきているのがわかる。段々と空気がむわっとする暑さを実感していく。これちょっと普通じゃないな、ってのは体感していくが、それは走りに響いてくる。暑さに負けて超スピード!?で体力が削られていく。次は30分後なんて悠長なことは言ってられない、自販機があったら休憩だ、って感じに方針大転換せざるを得ない状況。とにかく暑いグンマー、安心してください 熱中症にはなってませんよ。
 てなことで、自販機をみかけたので飛び込むように休憩へ。

 アクエリアスで生き返るが、ここで地元サイクリストと少し談笑。こんな暑さの中ですごいっすねーなどと話したら、こんな中チャリ乗るのなんて自札行為だよ、という爽やかな回答。とても納得。
 休憩してから走り出すが、アクエリアス効果は一瞬で消失。そしてここからは日蔭もほとんどなくなってきて、走れば走るほど直射日光の直撃を受けることに。河川敷には多数のスポーツパースンを見かけるが、彼ら彼女らも体平気なんだろうか?などと思いつつそれ以上に己の心配せなあかんってのでまたぞろあっという間に休憩へ。

 ここでも先ほどの休憩所の人と合流。自販機は無いので水飲み場で水を頭から浴びることに。とにかくキツイサイクル 安心してください、まだ倒れていませんよ、って状況。

日蔭でも暑いんよ

 この先、少し走ったら自販機あるよとの会話を得て、前に進む希望が出てきたので再スタート。またぞろ15分くらいで自販機休憩へ。

神社脇の自販機で再度の休憩。先ほど来一緒に休憩している人とも、ここでも同席。

比較的新しそうな熊野神社

この先それぞれ目的地が分かれるので、お互いのAre you 生存?を会話して一期一会の談笑も終了。同行者(?)がいたからこそ、前に進むことができたってね。俺群馬から来て・・・ならぬ俺群馬に行って・・・だったね。

DNFの判断をすべきだった五料橋~坂東大橋

https://tabi-rin.com/archives/course/24364より引用

 五料橋で左岸に移り、坂東大橋で再び右岸に戻るコースとなる。ここら辺でグンマーからさいたま!になる。こんな暑さでも、ネットで有名な自販機食堂で遅い昼食かな~などと考えていた。

だが、坂東大橋に向かううちにそんな考えも消えていった。とにかく暑い、何も日差しを遮るものがなく、空気も先ほどまで以上に熱波である。とにもかくにもペダリングがキツイ。てなことで、昼食は坂東大橋傍のファミマのイートインコーナーで取ることにした。

イートインコーナーから

冷房のありがたさを最大限享受しつつ、水分補給と食事を取り、体力回復に努めることとした。コンビニ利用はマナーを守らないとね、ってのでそこは取るべき行動はちゃんととりつつ、迷惑をかけないようにふるまったつもりではある。

食後、アイスをイートインしつつ、スマホ画面を眺めながら悩んでいた。ここでDNFして本庄駅に向かうべきか、もう少しだけ進むか、だ。
 間違いなく前者を選ぶべきだったのだが、やはり熱で判断力が鈍っていたのだろう、後者を選んでしまった。これは後々DNF判断するときにかなりキツイ効き方をすることに・・・

DNF判断が遅れたことで大変な目に逢う坂東大橋~深谷駅

https://tabi-rin.com/archives/course/24364より引用

 再スタートして、再び右岸を走り出したが、気温は更に厳しいことになり、日差しもとにかくきつい状況へ。再スタートの最初こそ、昼食補給だったりエアコンでのクールダウン効果があったものの、5㎞も走ったら早くも限界へ。右岸は基本さいたま!なのだが、ちょっとだけ存在する伊勢崎エリアに入ったところで、再度ストップの判断。こりゃたまらんわ。

こういった大河の対岸にポツンとある地域って興味津々なんだけど、今日はそんな余裕はなし。なぜここがさいたまではなく伊勢崎なのかはいずれ調べるとして、今はとにかく休むしかない。自販機もあったので水分補給したが、それ以上にこれまでのダメージ蓄積が大きい。休憩取ってすぐにこれでは、これ以上の継続は困難だろう。
 ということでちょっと前に判断すべきだったDNFをここで決断。次の大きな橋である上武大橋で南下し、深谷駅に向かうことにした。判断した時は2時台の猛暑時間だったので、リスタートするにあたって気温が和らぐのを待つとした。だが、屋外の暑いところで休んでいても体力が失われるだけで時間と体力を実質浪費しただけ。これも判断ミスでしたね。。。

 上武大橋で利根川サイクリングロードを離れ、そこから深谷駅を目指してひたすら南下していったが、ここが今までで一番キツイ走りに。 

近くて長い6.7㎞

 途中渋沢栄一記念館とかあるからむっちゃ気になったんだけど、寄り道とかそんな余裕もなくひたすらペダルをこいでいくことに。利根川~高崎線の距離を考えたら本庄駅が明らかにDNFの場所として正解だったと改めてわからさられることに。
 そして3時を回っても日差しがとにかく強烈。焼くような日差し。信号で止まるたびに焼かれるような感覚になる。ここでヒューマンはどうやって生きていくのか?って本当に疑問が沸いてくる。また、市街なのでコンビニがどこかあると思っていたが、橋のたもとの1軒だけ。道中はどこにも無し。それどころか自販機も全く見かけない。これも大きな誤算。いつもなら楽勝の距離が、本当に絶望的な距離に感じながら走ることに。
 だが、ペダルを回せば前に進む。ということで這う這うの体で深谷駅へ到着。助かった!感が半端ない。

豪華な深谷駅
たどり着いた感でかい

振り返って

 今回は、どうにか世間様のご迷惑にならずに済んだが、上武大橋での判断を更にミスっていたら、それこそ熱中症で倒れていただろう。やはり判断は早めにすべきである。確かに輪行など遠征していると、折角来たんだから。。。と思うのが人の常だが、そこで撤退の決断をするのが肝心ってところだし、そういった決断をできるようにしていくのが安全なサイクルの第一歩すねって改めて実感だ。
 そして、このような酷暑の中でサイクルするグンマー、さいたま!のサイクリストは過酷だなってのと、そもそもここでヒューマンが暮らすのは試される大地だなってことで、住んでいる人たちの凄さに敬意である。
 帰り道、ネットで見たのだが、そりゃこんな気温の中サイクルしたら脂肪ですよねって・・・

坂東大橋で見かけた、日本一安いらしいアパート
深谷で見かけた、著作権くん!
栄ちゃん激推し

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