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詩集の編集をしました

Oct 18 2019

さかまく髪のライオンになって

最近楽しかったことのうちの一つ。

詩集の編集をしました。

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ライオンだと、鬣(たてがみ)だと思うんですが、小山さんだから髪です。時々うねって逆巻いている、彼を知っている人にはお馴染みの、あの髪。それが、舟を漕いでいる。寝てるんですか、と聞くと、寝ているように見えるかもしれないけれど、と言い訳をしているふうで、じつは詩作に耽っているのです。ぼくはみんなの会話を聴きながら眠る樹だ、という詩があります。これはすごく小山さんらしいと思う。

この詩集を編集するにあたり、そんな風に書かれた、千を超える詩から選びました。
詩のなかで詩人は、ライオンにも樹にもなるし、子供にも老いた人にもなる。地球を観測したり、犬になって吠えたり、ステップを踏んで戯けたり。もう二度と会えないあのひとも、海の向こうのあのひとも、この本のなかに居ます。どこまでも自由です。ぼくたちの旅はまだ、始まったばかり、と詩人は言います。時空を超えて、舟を漕いで、さかまく髪のライオンになって。これはそんな、旅の詩集なのかもしれません。

Editor : Mihoko Shimizu on cloud 9


『さかまく髪のライオンになって』小山伸二著(書肆梓)価格 2,000円+税 送料無料 

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10月26日に西荻窪の古本バル「月よみ堂」にて、出版記念イベントもあります。詩集のこと、詩のこと、本のこと、出版のこと、食のこと、コーヒーのこと、お話できたらまた、楽しいと思います。



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