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2021/11/13 喪失のプロセス

友達との話 

2時前まで友達と話していた。そんな話の備忘録。

友達は重めのアイドルファンで、、、ファンとは書いたが、崇高という感じだと自他(僕と友達)共に認める、そんなアイドルオタクだ。が、1番好きなアイドルがたぶん活動休止で、話し始めは喜々として語っていたんだが、最後の方には危機という感じのお話になっていった。色々ぼかしつつ記憶保持のために書いとこう。

友達の意見の1つに、アイドルオタクは自分たちをとても底辺だと思っている、というのがあった。自分たちのキモさを競い合っている節があり、そのために他を寄せ付けない。それはいいんだが、蠱毒の中でその汚さを楽しんでいる。らしい。

アイドルの種類にもよるが、地下だとかその辺の少しアングラなのはそうであるらしい。一方、テレビでよくみる感じのアイドルのアイドルオタクは、自分たちの身分をすごく良いものと思っており、いわゆるイキっている。

アイドルオタクにはならない方が絶対に良い。昨今のオタクに惹かれる若者には多少邪険に扱ってもいいので成らしたくない、らしい。汚濁に身を寄せられている時は確かに最高に楽しいが、存在がなくなった時は本当にしんどい。

アイドルは激毒で心の精神衛生を非常にクリーンにしてくれる。が、アイドルだっていつかは消えてしまうので、消えてしまうと、幻想を見たり、怒り散らしたり、昔の栄光の霞を食べ続けるものや、消息不明になる人など。なのでハイリスクハイリターン。

今はいなくなった事に対して心が凪なのだが、ふとした時に思い出し頭がガンガンする、らしい。今まで人間じゃなかったと言う友達。1ライブが100の幸としたら、クッキーを焼くのなんて3ぐらい。最近は100がなくなったので3の幸せを噛み締めている。ので、なんか人間を、失われた人間性を取り戻している気がする。


と、まぁ深夜テンションもあってすごく体重の乗った話だった。薬中のインタビューかな、

正直これの5倍は濃度の濃い話で、途中で何を聞いているのかわからなくなった。まとめると、友達の一番好きなアイドルがほぼ卒業したので心がぐわぐわしているようだった。

一番好きなものがなくなると人間はこうなるんだなぁと。友達は解散の1年前に、もしかして...」と思い、受け入れるように1年かけて心を整えてきた。そのおかげでなんとか今も人の姿形を保っているようだったが、なんかすごいなぁと。

そんな物事へお熱になったことがない。僕はゲームも音楽も映画も漫画も大好きだ。が、一番好きなバンドのPINBALLSは今月で解散するし、彼女と別れた時だって、んーー、まぁそっかー。としか思わない。思えなかった。...数日は凹んだけどいまは全然っす。友達の好きは崇拝という感じだが、僕はLOVE止まりという感じかしらん。

喪失の受容段階って言葉があって、それは4段階となる。初めは否定、次に取引、次に怒り、最後に受容。そんな事ないと否定するが、段々と逃れられないと気づく。と、取引をし始める、いい子にするから、とか。それでも無理だったら怒りを無様にむき出しにする。この3つをぐるぐるとサイクルし、最後に喪失そのものを受け入れる。というプロセス。

無くなったものを何か他のもので埋めることはできない。パズルのピースを考えると分かりやすいが、違うピースは嵌らないもんです。その空いた状態を受容することでしか前に進むことができない。

というのを心理学で学んだ。そのことを伝えつつ、友達は凪の状態なので、心に蓋をしてるんじゃない?と聞いた。そんなことはないようで、まぁ聞くところによると、この1年間でこのサイクルをしてそうでもあった。それからの受容。がんばって克服したんだなーと思った。

が、急に悲しくなったり、いや、と否定に戻ってしまうのも喪失のサイクル。またサイクルが始まったら支えてあげたいなぁとふわり思う。あとは、人間に戻って小さな幸せを噛み締めているみたいなので、また遊びたくなっている。

久しぶりの日記だが変な話題になってしまった。ほとんどメモじゃないかー。正直友達が性格最悪になろうと友達は友達だし、一番好きな人間だ。と、書いて思ったが、友達が僕の前からある日いなくなったらおかしくなりそうだ。想像しただけで。友達は強いな。

Songs - ガランド ft. 初音ミク/ピコン

雰囲気よいわよねー。

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