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ファスティング施設での過ごし方

ファスティング中に本は読めない

日本には、数多くのファスティング施設があり、ファスティング方法もそれぞれ、いろいろな特色があります。ファスティング中のドリンクの違いや、イベントや観光に力を入れている施設、回復食の期間が短い施設や、農業体験ができる施設など、様々ですが、ひとつ共通するのは、ひまな時間が多いということです。

理由は、もちろん、食事を食べる時間、作る時間、買い物に行く時間がないからです。

つまり、普段の生活より、3~5時間程度は、時間が増えることになります。しかも、ファスティング中は、内臓を使わないので、睡眠時間が少なくても大丈夫です。なので、余計に時間に余裕ができてしまいます。


ファスティング中に本を読もうと、たくさんの本を抱えて施設に来る人がいますが、その本は、ファスティング施設への道中で、足腰を鍛えるためにしか役立ちません。ファスティング中に本を読もうとしても、なかなか集中力が続かないようです。

本は、1冊あれば十分です。


テレビは、いけません。

テレビには、巧妙に食欲をかきたてる仕掛けが山のようにあります。ベテランのファスティング人なら大丈夫かもしれませんが、ファスティング初心者は、見ないほうが無難です。


その地域の観光に連れて行ってくれる施設もあるので、無理のない程度に出かけるのもよいのですが、ファスティング中の観光は、修行です。

観光地にありがちな屋台が、いい匂いをさせながら並んでいます。そうなると、どんなきれいな花も、素晴らしい景色もあったものではありません。視線は屋台にくぎ付け。いつもなら、地元特産の屋台のうまいものを笑顔でSNSに投稿するのに、それもできず、心は屋台に置いたまま観光、帰り道はため息です。

ファスティング中の観光は、観光修行以外の何ものでもありません。

※ファスティング施設では、見ず知らずの人が、とても仲良くなる傾向にあります。同じ苦労を共有することで、親近感が生まれるようです。こんな仲間との観光修行は、いいかも。


ファスティング中に筋力を落としたくない人は、軽い筋トレもおすすめです。ダイエットにもなりますしね。もちろん、きつい筋トレはNGです。体への負担が大きいし、逆に代謝が落ちてファスティング後に太りやすくなったりします。

普段、ジョギングをしている人は、ファスティング中も走りたくなりますが、もちろん、走ってはいけません。

とても危険です。

回復食が始まっても、走ることはダメですが、ファスティング後に、走り始めたときの速さにビックリするかもしれません。ファスティング中に筋肉が落ちて、遅くなるどころか、ファスティングで心肺機能が向上するので、ファスティング前よりかなり速く走ることができます。

ファスティング中に、マッサージやエステのサービスを受けることができる施設もあります。ファスティング中のマッサージは、体調不良の予防にもなるので、お勧めです。

長い時間は無理かもしれませんが、座禅や瞑想もいいと思います。座禅は腹筋を使うので、便秘の人は、ぜひやってみてください。


おすすめは散歩とDVD

ファスティング施設に行く前に、近くにレンタルビデオ屋があるか調べてみてください。もちろん、ほとんどの施設ではWi-Fi環境も備えてあるでしょうから、スマホやタブレットで事足りますが、ファスティング中は、小さい画面や文字が苦手になる人もいるので、DVDもいいかなと思います。

海外ドラマのシリーズものなど見ていると、時間も過ぎるのが早いですが、ファスティング中は、水を飲むことと、体を動かすことも忘れずにしてください。水は1時間に必ず一回は飲むようにして、散歩にも出かけてください。体を動かさないと、代謝がおちて、体調を崩すことがあります。

DVDを見ながら眠くなれば、寝てしまいましょう。ファスティングの施設では、朝の体操、ヨガや観光、健康講座など様々なイベントがありますが、参加するのもよし、参加しないのもよし、体の声を聞きながら、できるだけ自分のペースで活動するのが良いと思います。








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