麻雀月間から月刊麻雀へ

学び多き”大会初出場”

大会順位と見えてきたこと

先日、初めてのリアル麻雀大会に出場しました。点数計算が苦手でもOKな初心者向けの大会だったため、勉強中の私でも参加することができました。
結果は総勢40名程の大会で19位。ほぼ真ん中ですね。
学びの多い麻雀大会となり、今後の自分と麻雀について考えさせられる機会となりました。


攻めるか守るか

雀士として臨んだ大会。自分の打ち方を客観的に見ることができました。
率直に言うと、心配性・慎重派・冒険しない打ち方だったと思います。それは、ど真ん中の順位ということからもよく分かります。
恥ずかしながら、普段の自分の性格そのままです。麻雀は性格が出るとは本当なんですね。

攻めるか守るかでいうと、完全に守りに入った打ち方でした。相手のリーチが掛かったり、数回鳴かれてテンパイしていると分かると即ベタオリ
捨て牌を見て、現物と現物以外の安全牌を必死に探していました。
というのも、ここ最近は自分の苦手分野として「守備力」を意識して本を読んで勉強をしていました。
その実践が出来たという意味では、学びを活かせたので良かったとも思います。実際今までは振込みが多かったのですが、今回は振込みを最低限に抑えられました。
スジや壁の基本的なことだけですが、把握する・しないでは全く違うのだと気付かされました。

守りに入ると余計な振込みはしないので、点数の大きな減りはありません。攻めて振り込めば減ってしまいます。でも、アガらないと増えもしない。
麻雀は点数を競うゲーム。最後に点数が多い人が勝ちということ。つまり、点数を増やさないと勝てない。上位に入れないということ。
頭では分かっていたのに、それが全くできていませんでした。
守りも攻めも大事。2つのバランスが取れてこそ、強い雀士なんですね。
早い手作り、何を切るかの判断力、攻めるか守る(オリる)かの見極め・・・プラス点数計算。麻雀が脳トレと言われる理由を痛感しました。


メンタル強者=鈍感力?!

”大会初出場”というだけでも緊張していましたが、対局中も焦ったり周囲の反応が気になったりしてメンタル的に疲弊してしまいました。
3半荘戦という、大会としては少ない対局数。にもかかわらず、3半荘目はぐったりしてしまい鳴き損ねるなどのミスも目立ちました。
ここでも、日頃の性格が出ているのだと思います。

「自分の打ち方」という軸を持ち、周囲の動きに動じない。そんな雀士に憧れます。勝負の世界では「感情的になると負け」だと言います。麻雀は頭脳スポーツですから、感情をコントロールできることも重要です。
テンパイしても、アガれても、振り込んでも、常に一定の感情を維持できるようになりたいと感じました。
とは言っても、人間は感情のある生き物なので余程の鍛錬を積まないと難しそうです。
「メンタルを鍛える」と似たものとして「鈍感力」があります。
鈍感力とは、自分のストレスになる情報をため込まずに受け流す(スルーする)力のことだそうです。
麻雀は相手の鳴きや連荘など、外的ストレスともいえる情報だらけです。その情報にいちいち反応していては、自分の心が乱れてしまいます。
ですが、場の状況そのものをスルーしていては振り込みかねません。
状況自体は受け入れつつ、そこで発生する己の感情をスルーするというのが麻雀における鈍感力と言えるのでしょう。

麻雀と向き合った1カ月を通して

今後の麻雀との関わり方

今回の大会を通して、打ち方や点数計算という技術的なことだけでなくメンタル的観点での学びがあったことは大きな収穫でした。

元々家族麻雀をしていましたが、本格的に勉強をしたのは先月の頭から。この1カ月間に一気に麻雀との距離が縮まったのです。
リーチ作りに始まり、点数計算や守備力の勉強、健康麻雀教室への参加、そして麻雀大会への出場・・・
今、冷静に考えるとよく1カ月でここまでやれたなと思います。noteで記事を書き始めたのも1カ月前からなのです。まさか、麻雀大会出場の記事を書くことになろうとは思いもしませんでした。

4月はまさに麻雀月間。学びあり出会いありの濃密なものでした。
たった1カ月ですが、自分にとっての麻雀とは何かを考えさせられました。
私にとっての麻雀は、あくもでも娯楽であり大切なコミュニケーションツールです。そこには、楽しさ・喜びは欠かせません。苦しい・悔しい・苦手というネガティブな感情が大きくなってしまうと、麻雀そのものが苦痛になってしまいます。それだけは避けたいのが本音です。

家族麻雀は純粋に楽しくて両親も喜んでくれるので、今後も引き続き楽しみたいと思っています。「笑顔溢れる麻雀の場」は私にとって何よりの癒しになっています。
健康麻雀教室への参加も、家族麻雀同様に楽しい時間が過ごせます。高齢者の利用も多く「世代を越えた交流ができる場」であり、社会参加の1つともいえるのではないかと考えています。

麻雀大会への参加は、当初はまだまだ敷居が高いと思っていました。点数計算自己申告もできない状態では門前払いなのではないかと。大会の種類にも寄るかとは思いますが、今回参加した大会では快く受け入れてもらえました。お陰で自信もつき、経験値も上がりました。
親切なスタッフの方々、同卓者には心から感謝しています。

実際に大会に参加したことで、苦しさや悔しさ等の楽しい以外の感情が沸き上がってきたのは言うまでもありません。ですが、その感情の底にあるのは「強くなりたい!」という麻雀に対する熱い想いでした。大人になってから、こんな気持ちになれるのは嬉しいことです。
麻雀大会も、自分への挑戦と思って月1回は参加していきます。
様々な感情に翻弄されながらも、自分らしい打ち方ができる信念を持った雀士になれるよう今後も麻雀を打っていきたいと思います。

麻雀月間として始めた麻雀記事も、月刊麻雀としてnoteで引き続き書いていくので、共感やアドバイスをしていただけると嬉しいです。



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