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子供に教わったたいせつなこと

先日小学3年生の息子が、学校からおたよりをもらってきました。

そのおたよりから、50万人に1人と言われる拘束型心筋症という難病と闘っている、息子と同じ年齢の女の子の存在を知りました。

生きるために海外渡航移植を目指し、目標金額1億6600万円の支援を呼び掛けるおたよりでした。

同じ年齢の子どもを持つ母として、身につまされる思いでおたよりを見つめていると、息子からサラッとこんな一言。

「寄付ってどうやってするの?」

そう言って息子はいつもしまってある場所からお財布を取り出します。わが家では1か月に1000円のお小遣いを与えております。

ちなみに息子の使い道は大好きな本を書うこと。

1冊1000円程度の本を毎月買うのを楽しみにしています。その息子が1000円を取り出し、「1000円あげよう。」「本当は2000円くらいあげたいけど、ちょっとつらいから、1000円でいいかな?」

そう言って私に渡してくれました。

「そうだね。寄付はね、自分がちょっと辛いかな?大変かな?と思うくらいがちょうどいいよ」

そう言う自分が精いっぱいで、心を打たれて泣きそうになっていました。小さな子供でも、寄付をしたいという素直な自然な行動力に感動しました。そんな姿を大事にしたくて夫婦で話し合い、わが家では10万円の寄付をすることを決めました。

10万円は私たちにとっては大変な額です。でも息子の1000円もきっとそのくらいの大変な額だと思ったので、その気持ちにこたえるために我々も同じくらいの気持ちを込めました。

このようなご時世で人の心がいろいろとざわついている中、TwitterやSNSを使っていろいろな言葉が発信できる中、嫌悪感を抱く言葉を浴びせられることもある中、それでも人の温かさに触れることのできる機会にとても感謝いたしました。

小さな心でも人として素敵な行動を起こすことができます。今回は息子の心が我々夫婦の心を動かしました。自分のために10万円を使うことは容易にできないのに、世のため人のためにサラッと使うことができた、私もこの経験に感謝したいと思います。

そういえば私はミニマリストです。欲しいという感情で物を買うのではなく、必要かどうかで買うことを大事にしています。

しかしつい空き時間にネットサーフィンして、洋服やコスメを見ている自分がいます。そんなときに、欲しいなー、素敵だなー、という気持ちが芽生えています。

それはそれとしてダメとは思わないようにしますが、それでもお金の使い方としてはつまらない使い方だな、と今回のことを通してより強く思う自分がいます。

人の心は美しいです。子供からたいせつなことをあらためて教わりました。息子、ありがとうね。実に、人として美しく、そうありたいものです。

美しいということは、例えば作り立てのゆで卵を食べて、「おいしいなー、しあわせだなー」と思うことだと考えています。そんな些細なことに幸せを感じられる自分を、忘れないようにしたいと思います。


以上、最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。

よろしければわたくしの本業でもある、パーソナルスタイリストとしての仕事ぶりも覗いていただけたら嬉しいです。

某パリコレブランドの店長として働いている、夫と共同ブログを書いています。ミニマリスト歴8年の夫婦がご提案する、品のあるシンプルなおしゃれの仕方は、こちらのサイトからぜひご覧ください。

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