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ずっと歩きたければ靴を選ぼう⑦〜靴の底の話し〜

靴底が足の動きに合わせて曲がる靴を選ぶ

硬すぎる靴、全く曲がらない靴は、踵が上がり、つま先で地面を蹴りこむ事ができません。(分かりやすいのでここでは踵が上がって地面から足先が離れる瞬間を蹴ると表現しています)


立った時、足裏で自分の体重を支えます。体の土台である足裏がフワフワしていると、バランスを取るのが大変ですよね?あえてフワフワにしてバランスを取らせる靴で、リーボックのイージートーンがありますよね。あれは痩せるためにあえての靴です。
良い歩く姿勢を保つのが難しい足の筋力が弱っている方には、靴底が柔らかすぎる靴は少し難しいかもしれません。
フワフワした土台に立つ事で、良い歩行姿勢を保って歩くことが大変困難となり、転んだりするリスクがアップしやすくなります。

また、姿勢が悪くなるだけでなく、靴底全体がフニュッと軟らかいものはかえって疲れ 靴底が硬めで、ゆびのつけ根の部分だけが曲がるものが疲れにくいです。さらに、かかと周りが固く、しっかりしたものの方がいいです。

足裏には感覚受容器がたくさんある

足裏には、体重のかかり具合を感じ取る感覚受容器が片足に約7千個あります。この一つひとつの受容器は、約300mgの重さでさえ、感じ取ってくれます。

私たちは、歩くとき、足裏に加わった荷重を感知して、その神経反射による反応で筋肉が働き、関節を動かして衝撃を和らげたり、バランスをとったりしています。
なので、シューズの底が厚すぎたり、軟らかすぎたりすると、この感覚受容器への荷重刺激が弱まったり、不明瞭になったりします。その結果、筋肉が十分働かなくなったり、バランスが崩れたりしてしまうんです。

スポーツシューズではアウトソールは基本的に 革靴の中物に相当するミッドソール(A)、踵を構成するウエッジソール(B)、靴の底面全体を被い接地性を高め、磨耗を防ぐアウトソール(C)の3つの部分に分かれます。

現在、アウトソールは必ずしもこのようにはなっていませんが、基本的な考え方は変わっていません。
 アウトソールはクッション性の良い素材でできていて、着地面の細かな凹凸が作る衝撃を緩和することで足の裏を保護すると共に路面を正確に掴み、すべりを防ぐのが役目です。 

 しかしながら、皮製のアウトソールは現在のようなアスファルトの路面では磨耗が激しく、また、磨き上げられた大理石やタイルの床では大変滑りやすく、現在ではアウトソールの下に滑り止めとしてゴムの薄い底が貼り付けられているものも見られます。
 皮製のヒールはクッション製の高い革の板を数枚重ねた構造で着地時の衝撃を緩和します。耐久性を増すためトップリフトと呼ばれるゴム製の補強が接地面に付けられています。

まとめ

シューズの底は型くずれしない程度の硬さと弾力性があることが望ましく、厚さは、歩行時に強い衝撃を受けやすいかかと部分はやや厚く(1.5~2cm)、足底部はその半分位が良いです。

履き具合としては、足への荷重を感じて、バランスをとりやすいものを目安にしましょう。

あらかじめ何処に行くのかによって、路面状態に適したシューズ底を選ぶことも大切です。
滑りやすい土の路面を歩くときは、登山靴に近い、ややグリップ力の強いもの。

逆に、アスファルトやコンクリートなどのあまり滑らない路面を歩くときは、引っかからないように、ややグリップ力の弱いものを選ぶ方が疲れにくいですよ。


お気持ちだけで十分です。そのお金をご両親の靴を買うことや身近な人や自分へのプレゼントに使ってくださいね(^ ^) 心ある方々がの活動を支援してくださった場合には、いつもお世話になっている皆さまに1杯奢ります。足の番人で宇佐美と握手!!