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充実した濃厚な3時間!!ドレスのリメイクご相談〈前編〉+ショッピング★

Fashion Attendantのユキです!

今回はFashion Attendantのユキとしては初めてのご依頼内容で、充実した3時間をクライアントさまと過ごさせていただきました。

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remake(リメイク)

…[名](スル)《「リメイク」とも》
1 つくりなおすこと。もう一度つくること。「リメーク商品」
2 再び映画化すること。また、その作品。
「往年の名作を現代版にリメークする」 

洋服好きな方、特に古着が好きな方は聞いたことはあるかと思います。

洋服に限らず、音楽や映像などにも使われる表現方法のひとつですね。

今回は、このリメイクが主なご相談内容としてアテンド依頼を頂きました!

そもそもなんでリメイク相談なの?ということなのですが、実はわたし…

洋服つくってます。

IPSILON'S(イプシロンズ)というオリジナルブランドの洋服のデザイン、パターン、縫製までを一貫してお仕事にしています。

アパレル販売員としても元々働いていたのですが、同時に作る側でもあり、その内容のひとつとしてリメイクやお修理も承っています。

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さてさて、今回はどんなご依頼だったのか…

これからご紹介します!!

【クライアントさんはどんな人?(LINE等での事前情報)】

ピアノが趣味で、お仕事とは別にピアノサロンをつくられるという、とってもアクティブな女性!(以降Kさんと記載させていただきます。)

【選んだコース】
3時間コース

【リメイクのご相談内容】
ピアノのリサイタルをすることになり、今持っているドレスをリメイクしたいとのこと。

「たくさんあったドレスはほとんど処分してしまった。
リサイクルに出すか泣く泣く捨てたのだが、この3着だけ残していた。」

Kさんはより多くの方に音楽を親しんで貰いたいとピアノサロンをオープンされました。
本当に素敵なビジョンですよね…!

ピアノの演奏も現役でされているし、たくさんあったドレスのサイズはぴったり。

コロナ禍によって、アーティストたちがコンサート自粛を余儀なくされた2020年後半。
なかなか人を集めてのコンサートや発表会など難しくなってしまったのはKさんも同じかと思います。

そしてコロナウイルスが落ち着くかもしれない来年2021年の5月にはコンサートもする予定。

コンサートで着る為のドレスはたくさんあったのに、なぜ、今回わざわざリメイクを希望されたのでしょうか。



それには特別な理由があったんです。

それは、

キズ痕。

持っているドレスはそのキズ痕が目立ってしまうようになったのが、Kさんの最大の悩みどころだったんです。

だから今までドレスではカバーしきれないと感じられたのですね。

実は、当初はリメイクではなくフルオーダーで考えておられました。

Order made(オーダーメイド)

…オーダーメイド は、製品全般に対する受注生産や注文によって生産
する商品、または生産工程を指す。 服飾業界では既製服であるレデ
ィ・メイドに対する用語としてテイラー(テーラーとも、仕立て屋の
英訳)によって採寸・型取り・縫製された注文服を指す言葉として用
いられる。 オーダーには大きく分けて、パターンオーダー、イージ
ーオーダー、フルオーダーがある。

洋服のオーダーなんて、ほとんど方が馴染みのないことなのではないかなと思います。
現代の洋服はまだまだファストファッションが主流なので、
①お手頃
②流行
③応用の利くサイズ感
とは真逆のイメージですよね。

作り手としては悲しいことですが、世間的にオーダーメイドの需要は減っているので以前より安くなっているとはいえ実際、フルオーダーというのは高いです!

それを初めましての、名もない仕立て屋に頼もうというのはなかなかのハードルの高さだと思うのです。

なのでまずは、お持ちのドレスをリメイクしてみてはどうかとご提案させていただきました。

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写真のブルードレスは実際にお持ちいただいたもの。

サイズはもともと合っているので調整の必要がないので、着てみたらサイズが合わない…!なんてことはまず無くなります。

そして、オーダーメイドよりもリメイクのほうがお安くできることが多いです。

ここで、作り手からのお伝えしたいことをひとつだけ…。

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「リメイクのほうが安くなる」
というのは、どの程度手を加えるかによって変わってきます。

実は1から作るよりも手間がかかるものなのです。

私はリメイクというのは修理+デザインが加わってできていると考えています。

元々の洋服のボディラインを無理なく修正して理想のデザインに持っていくまでに、糸をほどいたり、生地上でパターンを変更したり…
見えない行程がいくつもあります。

なので、一概に“リメイクは安い”というイメージにはなってほしくないというのが作り手の想いでございます。
余談でした!!

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さて、話を元に戻しまして、

Kさんと打ち合わせさせて頂いたのは新宿アパホテルにあるcommon cafeさん。(優しい甘さの小豆コーヒーが美味しくてオススメ!)

リメイクの場合は特に、希望のデザインから大きくズレが無いように擦り合わせが大切です。

Kさんと話していて驚いたのが、さくさくお話が進むということ!笑 

「え、どういうこと?」
と思われるかもしれませんが、これってとても嬉しいことなのです。

その場で、おおよそのデザインを描きながらイメージを伝えることが多いのですが、そのデザインはあくまでも仮の構想図なので、「イメージがつかない」と言われることもしばしば…。

初めてお会いしているのでそれが当たり前だと思っていたのですが、驚くほどスラスラとイメージを汲み取ってくださる!喜

Kさんは何度かアテンダントを利用されていると伺ったので、お洋服が元々お好きというのはあるかもしれませんが、きっとアテンダントを利用されているうちに自分の“好き”だったり、こうなりたいというイメージがはっきりされたのかなと感じました!

なので、私も“Kさんはこういう感じでも好きかも”という提案がしやすかったのです。

あれよあれよと言う間に、3着分のドレスリメイクの打ち合わせが終わり、あとは打ち合わせをしたイメージを元に使いたい生地を選びに行きます。

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場所は新宿オカダヤさん。
こちらはご存知の方も多いですよね。

オカダヤさんは生地の価格は高いのですが10cm単位で購入できます。
また素材の分類がされていることや衣装系の生地も扱っているので、生地探しやイメージ探しには重宝しています。

イメージをより鮮明に共有できたらと思い早速探検開始!

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フロアはそんなに広いわけではないので、ざっとひと周りしながら「こういうのもアリ!」「これはちょっとイメージが違う…」を擦り合わせていきます。

結局、ドレス3着分用に使う生地が見つかり購入。
早い!笑

こうして、リメイクの打ち合わせはサクサク濃厚に進んだのでした!!

さてこれからは、私のリメイク作業に入ります。
納期は今年中の予定なのでしばらくお時間を頂きます!

どんな風になるのか、お楽しみに…☆

〈後半〉に続く…

【ショッピングアテンダントもご一緒に…】

Kさんとの打ち合わせが終わり少し時間が余ったので、ちょっとウィンドウショッピングへ。

【予算】
特になし

【クライアントさんと会ってからの第一印象(試着前)】

バリバリのキャリアウーマンの強いイメージを勝手にしておりましたが、とっても物腰柔らかなお上品な雰囲気でした。素敵なかた!

【アテンドしたエリア】

新宿

【行ったお店】

新宿LUMINE内《MAISON SPECIAL》

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【そのお店をchoiceした理由】

LUMINEカードを持っているので、どうせならおトクなところでショッピング!
特にコレという目的は無かったので、ゆったりウィンドウショッピングしながら今年のファッションの話をしていてふらっと入ったお店でしたが、今年らしく、ひとクセあるデザインが多くおもしろいブランドです◎

【アドバイス&試着】

フェイクレザーが今年は更にいろんなアイテムで出回っています。
レザーとの組み合わせがおもしろい古着テイストなアイテムも◎

そういった今年らしいパンツやシャツなど、気になるものは試着して貰いました。

【クライアントさんが購入したもの】
MAISON SPECIAL プリーツコンビワンピース
/green/¥24.200-

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MAISON SPECIAL ボレロニットカーディガン/blue/¥9.900-

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【クライアントさんが一番気に入ってくれたアイテム】

MAISON SPECIAL プリーツコンビワンピース
/green

グレイッシュグリーンのサテンワンピースを選ばれました。
シアーのジョーゼットと光沢のあるサテンがミックスされた落ち着きのあるワンピースです!

シアーの部分が少し気になるようでしたが、ハイネックの薄手のニットやシャツをインしても◎

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お持ちの洋服とスタイリングしてくださいました!
Kさんの優しいイメージを表現してくれる1枚ですよね。

【今回のアテンドでアピールできた点や、伝えきれなかったこと】

今回利用したMAISON SPECIALは、今年の雰囲気と遊び心のあるデザインが素敵でしたがオーバーサイズのアイテムが多く、小柄なKさんにはオーバーすぎるものもチラホラ。
ベルトで長さ調整したりもおすすめです。
なんなら、切って作り直しちゃいましょう!笑

初めてお会いした時はモノクロでまとめたシャツとボトムスにスポーティな小物のスタイリング。
モードな雰囲気が素敵でしたが、その時とはまた違った柔らかみと落ち着きのあるスタイルになりました。
いろいろ試着していただいたので、Kさんの新しい発見に繋がりました。

ありがとうございました!

【終わりに】

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実は…
私も後日MAISON SPECIALのニットボレロ買いに行きました。笑
※Calvin Kleinの古着Tシャツと合わせて。

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