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【地方移住で子育て】厳しさは自然が教えてくれる〜子育てがもっと楽になる

こんにちは。
2020年のコロナをきっかけに東京を離れ、地方で子育てをする良さを実感しているFARMYの平田です。

子育てをしていて地方に移住を検討している方にとって、地方に移住して子育てがどう変化していくか関心あるテーマかと思います。

今回は、平田が地方に移住して子育てをしているからこそ気づくところ。
そして、平田自身が数年前に宇都宮共和大学の名誉教授である日吉佳代子先生と出会い、親と子の関わり方、環境の作り方で子どもの育ち方が変わることを知り、それ以来、親子育を学んで実践しながら、親子育を広める活動もしております。今回はその日吉佳代子先生から教えて頂いたことも取り上げながらお伝えしたいと思います。

親子育とは?
▼NPO法人親子育HP
https://oyakoiku.jp

ということで、本日は、
【幼少期の子どもに厳しさは教えないでいい。厳しさは自然が教えてくれる】
をテーマにお伝えします。

自然が厳しさを教えてくれる

今、平田が住んでいる長野県 原村の冬は寒いです。
住んでいる家は標高1000m。
長野県と言ってもこの地域はほとんど雪は降りません。ですが、1月に入ってからー10°といった東京にいた時と比べたら異次元の寒さを体験しています。

0°くらいだと、
「今日は寒いけど、寒くないよね」
と意味不明な会話をしたりしています^^笑

さて、私たち家族が長野県 原村に移住しようと決めたことの理由に
「子どもを育てるには田舎の環境がよかった」
があります。

子どもの活動範囲が広がり、興味関心、探究心、やってみたい気持ち、が増える時期に、豊富な体験ができる環境に身を置くことをやってあげたいなという気持ちがありました。

初めて東京から田舎に移住し、子育てを始めた時に、日吉先生から教えていただいたこと。

それは、
「幼少期の子どもに厳しさは教えないでいい。厳しさは自然が教えてくれる」
です。

これを初めて聞いた時「そっか!」と思いました。

つまり自然とは
「思い通りにはならない」
ということを子どもの頃から身をもって体験することの大切さに気づいたんです。

例えば、
厳しい冬の寒さに耐えないといけない。
急な天気の変化、大雪、大雨で、自分では思い通りにならないことを経験する。
思い通りにならなくても、適応して、応用して、また別のことを考える。
また寒さを乗り越える精神力もつく。

というように、生活の中で子どもが学んでいることがたくさんあるんですね。

つまり、親が教えなくても自然が教えてくれるということなんです。
もちろん都会でも経験できますが、
田舎の方が経験できる幅があるんじゃないかなと。

そして、生活の中で”喜び”を感じることもたくあんあります。

冬の厳しい寒さに耐えながらも
日常を家族で過ごす喜び。
作物をつくり共に収穫する喜び。
家族や地域の行事、祝い事などを通して感じる喜び。
そして、暖かくなる春を待つことを思ったり、見つけたり。
そのような「生きる」を感じながら生活するということが、前向きに生きていくことを教えてくれる気がします。

長く都会に住んでいたことで、忘れていた懐かしい感覚がよみがえったり、子どもがいることで逆に新鮮さを感じています。

厳しさを教え込むことはしない方が良い

日吉先生から教えて頂いたこと

それは
大人が子どもに、厳しさを教えこむことはしない方が良い
です。

わかりやすく言うと
必要なことをやらせることを、厳しさを持って「しつける」ことはしない方がいい
なんですね。

具体的には、
・叱りながらの厳しい「しつけ」は必要ない
・指示命令しながらの「しつけ」はしない方が良い
なんです。

例えば2才3才の兄弟がいたとして
「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい!」
とか
「男の子なんだから泣くな!」
とか

他にも
「もう遅いんだから早く寝なさい!」
とか
「歯磨きしなさい!」
とか
 人に迷惑をかけたら叱る
とか

親としたら、
子どもが”やって欲しくないこと”をしていたら
親が言わないとダメだし、親がしっかり言ってしつけるべきと
思っていました。
(正確に言うと、叱るとしつけるは違うのです)

逆に言うと、
厳しい親である必要はないということなんです。

叱ったり、指示命令でしつけていくと、
子どもに本来育って欲しい力が育つチャンスを無くしていくことなります。

厳しく叱っているとどうなるか


このように、叱りながらしつけていくことをしていくと
子どもは自己肯定感が低くなって育ちます。
自立心が育っていかないし、意欲も下がってしまいます。

怖いです。

何も考えず、親の良かれと思ってやったこと
子どもをしつけないといけないといった思いが

実は、
子どもの自立心を奪い、
意欲を低下させ、
子どもは”自分で考える”ことをやらなくなり
結果、自己肯定感が低まっていくことになるんです。

つまり 厳しく叱って、指示命令ばかりだと、
本来子どもが育って欲しい「意欲や自信、考える力、判断力、思考力、行動力、チャレンジしたい気持ち」
が育たなくなります。。。

そうは言っても、こんな時、子どもにどうやって教えればいいの?
といった質問があるかと思いますが、改めて記事にしていきますね。

早く詳しく知りたいという方は
親子育の動画で、詳しくお伝えしているので、見てみてくださいね^^

▼親子育youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/@user-ui3nf5sy2o/featured

ルールを守る厳しさを持つことは必要

子どもは5才くらいになってくると、発達的にも、相手と自分との関係性や、
やっていいこと、悪いことの判断がつくようになってきます。

日吉先生は
自分で決めたルールを守る厳しさは伝えたいと仰っていました。

で、このルールの決め方が超重要です。

それは
「子どもがルールを”自分”で決める」
です。

親が決めさせたルール・親の思いが入ったルールではなく、
子どもが自分で決めたルールです。

自分で決めたことを守る
自分のルールは毎日守る
親としてルールを守ることに厳しさを持って
見守り、サポートしていくことが大事です。

今日はいっかな。とか、今日は疲れた日だから。
何かと理由をつけて、ルールを破ることをしないようにサポートしていければ、
子どもは自分との約束を守っていける大人になれると思います。

#すぐに自分との約束を破ってしまうのは私です^^笑

とはいえ、まだ1人で決めることは難しい発達の段階なので
子どもと相談しながら、子どもが自分で決めるプロセスの体験を少しづつ増やしながら決められたらいいなと思います。

「自分で考え、判断し、行動できる子」

これからの時代を生き抜いていく「生きる力」を身につけていくための土台になるところなので、
親としてサポートしていけるといいですよね。

まとめ

・厳しさは自然が教えてくれる
・大人が厳しさを教える必要はない
・幼少期に厳しくされて育つと、自己肯定感が低くなり
・自立心が育たない、意欲も低下する
・自分で決めたルールを守る厳しさは伝える
・ルールを守る厳しさは教えよう

都会にいると、基本人が多いこともあり、
子どもが周りに迷惑をかけないか?
迷惑をかけないように厳しくしつけないといけない。
などと考え、つい厳しくしてしまいがちでした。

でも、田舎で自然と向き合い、自然と共に生活をし、子どもものびのび育ってくれたら
子育てはもっと楽になるし、もっと楽しくなります。

平田自身、地方に移住して仕事中心から家庭中心のライフスタイルに変わり、
日々、子どもの変化・成長を見るのを楽しんでいます^^


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