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大手町に現れた、巨大都市農園の生態

こんばんは。現役農大生のムムムです。

今日の投稿は、私の価値観を変えた"ある都市農園"についてのお話です。

よかったら、最後までぜひお読みください。

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日本のオフィス街・大手町×農園=??

今日紹介するその農園は、大手町駅から歩いて5分。

歴史深い大手町ビルの、屋上内にあります。

屋上には、SKY LABという名前がついていて、ヨガマットが敷ける芝生エリアやワーキングエリアがあり、オフィスワーカーたちの憩いの場になっています。

農園の名前は「THE Edible Park OTEMACHI by grow」。

野菜栽培をエンタメ化する事業を進めるプランティオ株式会社が「都会との縁が遠い野菜栽培をプロダクトに、コミュニティの場を創る」ことを目標として設置されました。

月額¥1,980の有料会員制をとっており、日々のお手入れや水やりを、みんなで行う、プランターも道具も"すべてをシェアする農園"です。

2024年1月現在、有料会員は10名弱。

それほど多くはないですが、少人数の中で、濃いコミュニケーションが生まれつつあります。

だれもが野菜栽培を楽しめるアプリを開発

この農園では、都会生活の中で誰もが野菜栽培を楽しめるように、お手入れのタイミングを教えてくれて、オンライン上のコミュニティが楽しめる「grow GO」というアプリを使って栽培が進められています。

この「grow GO」というアプリは、プランティオ株式会社が独自に開発したアプリで、「お手入れリストとその通知機能」「土壌中の水分量などを図るデバイスと紐いており、そのデータをアプリ上で確認できる機能」「同じ農園の栽培仲間や他の農園の栽培仲間とオンライン上でコミュニケーションを楽しめる機能」といった、3つの機能性が特徴でもあります。

実際、このアプリがあることで、今まで野菜栽培にトライしてみたいけど、知識がないから不安。。という方が有料会員になられて、日々の栽培管理をアプリのアシストがあることにより、とても楽しまれています。

次世代の農業形態として注目が集まるスマート農業。

それは、確実に「誰一人取り残さず、安心安全な食と農へアクセスできる社会づくり」に貢献しているようです。

未来への展望

この農園にスタッフとして関わる私は、この仕事にとても意義を感じておりもっと沢山のビル屋上に、同じような農園が増えていくことを期待しています。

ただ、風が強く季節の天候に左右されやすい屋上では、あまり多くの収穫量は見込めず、また栽培に適さない品目を多々あります。

・その少ない収穫量の中で、どう収穫を楽しむか。

・屋上だから出来ることで、どう持続的に野菜栽培を楽しんでいくか。

この2点が、今後の都市農園に課せられている課題と感じます。

都市に暮らす人、働く人にとって、少しでも多くの笑顔を、今後、都市農園があることで増やしていけたらいいな。

私はそう強く思います。

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次回の投稿


最後まで、お読み頂きありがとうございました♪
次回の投稿は・・「地元学を広めよう~日本農業新聞を読んで気づいた、最近のニュースにある共通項~」です。

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読者の皆さまとこうして繋がることができ、沢山の幸せを感じます。
多くの方に幸ある1日でありますように。

執筆者:ムムム



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