42歳のリアル　episode 2

・農業ってどうやって始めるの？
農業を仕事にしようと考えたものの、何をどうすればいいのか？全く見当もつかない。
東京育ちの私には農家の友人もいない。とりあえずネット検索。ひたすら検索。
そして私の結論は3つ。
①法人、個人問わず農家さんに就職して、その後独立
②国や県、農協などの研修センターで修行後、独立
③地域おこし協力隊制度を活用して独立
私が選んだのは③だ。
まず①の多くのところが低賃金。②は基本無給　交付金で生活することになる
そしてどこの研修先でも自己資金で数百万は用意してくださいと言われた。
③も賃金は安いが家賃の補助などがあり、これならなんとかやりくりできるのでは？
但し、地域おこし協力隊の多くは地域の魅力発信などの案件が多く、
農林水産業にしても農家さんと組んで6次化商品開発などの案件が多い。
ただ農家になるっていう案件は少ない。
なので移住先の範囲は広くして全国を探した。

・なにを作ろうか？
ひとまずアプローチの仕方は決めたのでとにかく探し始めた。
そこで必ず聞かれるのが、「なにを作りたいんですか？」
そりゃ当然ですよね。ところが私はただ漠然と農業したい！だけで走り始めたので
これすら決めていない。米、野菜、果樹、なにがいいのか？
自分に合っているのはどれ？　とにかくわからないままでも経験していこうと
お試し体験などを繰り返した。そうして結果私は果樹を選んだ。
決め手は2つ。
まず体験先の人たちがいい人だった。これはただの直感でしかないけど
いいな、って思えた。
2つ目は初期費用がそんなにかからない、という点だ。
こうしてぼんやりしていた私の移住計画がスタートした。
今思うと、ホントに考えが甘いなとは思うが、今までだって直感と縁を大事に
してきたし、いいよね。