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香川県さぬき市でのゴーヤーづくり

栽培する品種

【パールゴーヤー】(2024年4月に種を購入)→種のあまり無し


基本情報

苦味成分が食欲を増進。育てやすいおすすめ野菜

ゴーヤーには数種類のサポニンと20種類ほどのアミノ酸からなるモモルデシンという苦味成分が含まれ、食欲増進や疲労回復、血糖値を下げる効果があるといわれている。ビタミンEやミネラル、食物繊維も豊富。キャベツの約3倍含まれるビタミンCは加熱に強い特長を持つ。
多くの品種があるが、固定種は限られる。苦味が少ないのは島ゴーヤー系。薩摩計の中長レイシは苦味が強い。
保存はラップに包んで冷蔵庫に。種の周りのワタは傷みやすいので保存前に除く。ゴーヤーチャンプルは、ゴーヤーから炒め始めて、後から豚肉を入れると苦みが少なく食べられる。砂糖を振りオーブンで軽く焼いたほろ苦いおやつや、スライスして干したのち軽く炒ったゴーヤー茶などの利用法もある。
早植え、過湿、密植を避ければ簡単に育つが、連作は土中のセンチュウを増やす原因になる。ネギを混植し、センチュウ被害の多い畑ではインゲンの混植を避ける。

栽培のポイント

・ウリ科ツルレイシ属
・種を浸水させてからまくと発芽がそろいやすい。
・人工受粉はしなくてもよいが、すると実つきがよくなる。する場合は早朝に行う。
・害虫のウリハムシを見つけたら捕殺する。

肥料について

肥料はなくてもよく育つ。収量アップをねらうなら、実がつきはじめた頃に追肥する。

クラツキ(4月上旬)

定植1か月前にネギクラツキを

2024年4月5日①:ミミズ堆肥2:もみ殻くん炭1をまぜ合わせたものを使う
②:ネギクラツキの様子

定植1か月前に、予定地にネギクラツキを準備する。深さ20cmほどの穴を掘り、底に腐葉土と籾殻燻炭を一握りずつ入れて土と混ぜ、ネギを植えつけて埋め戻し、鞍状に盛り上げる。日が当たり地温が上がるよう、草マルチはしない。

種まき(5月下旬)

ゴーヤーは発芽しにくいので、種まきする前日にお世話をしておく。35~37℃のぬるま湯にひと晩浸しておく。

ポットに育苗土を入れ、2~3粒ずつまく。指で1.5cmくらい押し込み、覆土し鎮圧する。種の向きを並べてまくと、発芽した後に双葉が重ならない。

種をまいたら、ポットの底まで十分に水が行き渡るよう、まんべんなくたっぷりと水やりする。その後、新聞紙で包み、新聞紙の上から再度水やりして新聞紙を濡らす。新聞紙は2日後の朝に外す。その間は水やりしない。
ゴーヤーは発芽適温が高いため、新聞紙の上からさらに黒いビニールで包んで保温するとよい。

2024年

2024年5月19日①:種が実についていた部分を爪切りで切って発芽しやすくしておく
②:ひたひたに濡らしたキッチンペーパーに種を並べて一晩おく
2024年5月20日:10.5cmポットに1粒ずつまく

2022年

2022年04月25日
2022年04月26日

植えつけ・管理作業(6月上旬)

本葉が出るころまで育ったら、生育のよい1本を残し、ほかを根元からハサミで切り取って間引く。
育苗の後半は、苗が徒長しないよう、生長に合わせて葉が触れ合わない程度に鉢の間隔を空ける鉢ずらしをする。昼間は30℃以上にはならないように注意を。定植1週間ほど前からは、苗を外に出す時間を徐々に延ばして外気温に訓化させる。

2022/05/05播種後27日目

本葉が2~3枚になったら、株間1mで畑に植えつける。前日の夕方にストチュウ水をたっぷりやり、当日は定植3時間ほど前からポットの底をストチュウ水に浸して底面吸水させる。

2022年05月25日

ネギクラツキを準備した予定地には、定植前に支柱を立ててネットを張っておく。移植ゴテで植え穴を掘り、植えてあったネギをいったん抜き取る。
クラツキから抜いたネギは、苗の根鉢に沿わせるようにして植え直す。
根鉢の上面と地面が同じ高さになるように植えつける。根鉢と植え穴の隙間に、掘った土を上下そのままで戻し、手で鎮圧して土と根鉢を密着させる。
苗の周囲は地温を上げるため土を露出させ、その外側15cmほどは地際から草を刈って草マルチで覆う。定植後に水やりはせず乾燥させると根が深く張る。

ウリ科は植えつけ後、株元には川砂を直径30cm、厚さ3mmくらいたっぷりと敷く。そうすることで、ウリハムシが株元の地面に卵を産みつけづらくなったり、産みつけたとしても日光で熱せられて卵や幼虫が焼け死んでしまう。

「現代農業2023年5月号」

順調に育てば定植後7~10日で本葉5~6枚に育ち、ひげづるが出てくる。このころに茎の先端を指やハサミで摘み、子づるの生長を促す。その後は整枝せず放任で育てる。

2022年05月29日

つるの伸び始めに、麻ひもなどでネットに誘引する。ひげづるがネットをつかめば、その後の誘引はいらず自分でネットを上がっていく。雌花が咲くまでしっかり樹を育てる。

2022年06月29日

収穫(7月下旬~9月上旬頃)

遅れずに週に1度は収穫する。なり始めの2~3個は親指大で獲ると樹がよく育つ。食べきれないときは、早めに実を落とすのも長く獲るコツ。収穫後も草マルチを続け、その上から7~10日おきに米ぬかを一握り補う。

2022年8月21日

種とり(8月中旬~9月中旬頃)

収穫期後半、充実した実を自家採種用に獲らずに残す。実はオレンジ色に熟すと割れ、中には赤い果肉に包まれた種がある。水洗いして果肉を除いた後、水に沈む充実した種を選び、ネット袋に入れ風通しのよい場所に2~3週間吊るして乾燥、保存する。赤い果肉は甘く、食べられる。

過去に栽培した品種

【純白苦瓜】(2023年8月23日自家採種2回目)

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