マガジンのカバー画像

ファームエイジ 5つの夢

5
ファームエイジが掲げる理念をご説明しています。
運営しているクリエイター

#SDGs

「幸せを生み出す夢」 ⁃ 4つの夢が少しでも叶うことで、人も動物も地球も幸せになれる

これまで挙げてきた4つの夢を叶えると、動物・人間・地域・環境など、すべてが良い方向に循環していく。そんな展望をお話ししてきました。 この5つ目の夢では、その循環の創出に関わった生産者さんや小社社員の生き方、モチベーションに関するところまで話を広げていきたいと思います。 *** 私の両親は農家です。昔から、悠々自適に生きる両親の姿を見て育ちました。その日の気分で出かけに行ったり。勝手に庭に池を作ったり。 そんな暮らしの中でも、中学生くらいの頃には、ふと「なぜうちは農家な

「地球環境を守る夢」 ⁃ 日本に放牧が導入されるだけで、地球の裏側にある地下水を節約でき、砂漠化防止に貢献できる

日本の現在の飼料自給率(畜産動物に与える飼料のうち、国内で生産されているものの割合)は約25%。 つまり、国内で飼われている動物の75%は、アメリカなどから輸入された穀物を主に食べて暮らしているということです。 このまま輸入穀物に頼った酪農畜産を続けると、地球のどこで、何が起こるのでしょうか? 今回は、そういうお話です。 アメリカの水を飲み干す動物たち飼料作物を育てるために消費される資源としてまず思いつくのは、水です。 自然の雨だけで事足りればよいのですが、商品として輸出

「共生の理想を実現する夢」 ⁃ 家畜の原点は野生動物であり、その原点は循環(共生)である

「共生の理想を実現する夢」。 私が代表を務める会社、ファームエイジが叶えるべき夢の一つです。 「共生」という熟語を辞書で引くと、単に「共に生きてゆくこと」という意味と、特に生物学的に「異種の生物が相手の足りない点を補い合いながら生活する現象」という意味が出てくることがわかります。 では、ファームエイジが目指す「共生の理想」とは、一体どのようなものなのでしょうか。 ”同僚”と働く酪農畜産に焦点を当てた場合、その一つに「人間も動物も無理をしない」ということがあります。 これ

「貴重な資源を活用する夢」 ⁃ 日本の豊かな草地資源を上手に活用すれば、輸入穀物依存から脱却できる

引き続き、ファームエイジが掲げる「5つの夢」をご紹介していきます。 今回は「貴重な資源を活用する夢」の話をしましょう。 自然豊かな日本には貴重な資源がいくらでも存在していますが、その中でも私たちが着目しているのは、主に「草」と「野生動物」の二つです。 「あれ?前回の話でも同じような言葉が出てきたような…」と思った方はご明察。5つの夢にはそれぞれいくらか共通している部分があるので、関連付けながらお読みいただけると嬉しいです。 すぐそこの庭に、資源が生えている原点からの乖離

「食産業を支える夢」 ⁃ 放牧で農業を良くすることは食を良くすることに繋がる

会社の立ち上げ当時から現在までずっと、ファームエイジでは企業理念として「5つの夢」というものを掲げています。 これは、私たちがまっすぐに進み続けるための指針であり、また、絶対に叶えなければならないという強い使命のようなものでもあります。 そのうちの一つが、今回ご説明する「食産業を支える夢」です。 私たちが普段食べている肉や米や野菜や牛乳は、どこからか突然湧いてくるものではありません。 農業のあり方は、食のあり方。日本に放牧を普及させることができたら、私たちの食卓には一体な