見出し画像

秋分から冬至の振り返り。ちょこっと来年のお話。

気づけば年の暮れ。日毎の寒暖差が激しく身体が緩んだりきゅっと縮こまったり。
体調を崩すことの多かったここ最近ですが、昨日仕事納めして、すっかりお休みモードです。

秋分から冬至を振り返って、気づいたことや新しく起こった出来事などをつらつらと書いていこうと思います✍️

秋分から冬至の気づき

野菜に合った土づくり

「夏至から秋分までの振り返り」で書いた土づくりのお話。『馬糞堆肥を元肥として、土を少し休ませてから野菜を育てます。結果はまたお知らせします』というようなことを書いたと思います

その結果は…
◎大根とサラダ野菜(ルッコラやレタス、からし菜)、カブはよく育った
×人参、小松菜、ほうれん草、野沢菜は小さくて生育が悪い

と言った感じでした。
大根は虫食いにも合わず、きれいに美味しく育ちました。ただ、一部だけ日当たりの悪い場所での生育は著しく悪く。お天道様は偉大だ…と実感。
調べてみたら大根は少肥で育つらしいのでセオリー通りだなと。
人参も本来はそこまで肥料を必要としない野菜ですが、単純に夏の土作りが間に合わず、播種期が2ヶ月も遅れたのでその影響かなと思います。
「適期に種まき」がとーっても大事だと再確認。

葉物は生育期間が短いのもあって、肥料が少なくても簡単に育てられるイメージを持っていましたが、小松菜やほうれん草は別。特にほうれん草はpHが高めの土で育つので施肥を工夫しなければ、と実感しました。
野沢菜も信州名物で、長いものでは6,70センチくらいのものを直売所で見かけました。かふぅのものは30センチいくかどうかくらい。
祖父は肥料をたくさん入れて大きく育てていたので、野沢菜も大きくて柔らかく育てるには施肥量を工夫せねばと。
ちなみに野沢菜は標高が高いほど美味しいものができるそうで、私の畑がある上田ではあんまり上手に育てられないみたい…

かぶはめっちゃうまくいった!
きちんと株間をあけると綺麗に大きく育つし、何より生育が早いのも嬉しい。
ただ白いかぶ(みやまこかぶ)は収穫適期が短く、それを逃すと割れや虫食いが多発して味が落ちることを知りました。
皮が薄くて丸ごと食べれるとっても甘い品種。
来春もまた作る予定。春作と秋作の味の違いも知りたいところ。

かぶ三兄弟🌈

冬の”砂糖入り”野菜

去年も実感したことですが、霜に当たった野菜はとーーっても甘くなります。
そのままかじって、「砂糖入れた?」と思わず確認したくなる甘さ。
滋味深くて美味しいんだなぁこれが。

とくに12月のルッコラは感動もの。
種まきから時間が経っているので少し歯応えがあり、茎の甘さが尋常じゃない。
友人からは、
「ルッコラって独特の絡みがあって正直得意じゃなかったけど、かふぅのルッコラを食べて、甘いんだ。って食べれた」
とコメントいただきました。

寒さによって茎が紫色に。美しいね


長野の野菜最盛期は6月と11月

これも、年間を通して野菜を育ててみて気づいたこと。
夏じゃないの…?と意外に思われる方もいるかもですが、1番味がのり、いろんな種類の野菜を届けられるのは6月と11月だなあと実感しました。

春はカブや葉物が柔らかくて美味しい。スナップエンドウやキャベツも甘い。

秋は株や葉物に加えて、根菜類(人参、ごぼう、大根など)や白菜、ブロッコリー、キャベツなどの結球野菜の味がのる。
さつまいもやかぼちゃ、じゃがいもは少し前にとったものを貯蔵しておくと澱粉が糖に代わり、水分量も落ち着くことでねっとりほくほく食感になり美味しい。

長野は10月末から霜が降りて野菜にストレスがかかることでおいしさを増してゆく。ギリギリ野菜たちが霜に耐えられて、美味しさのピークになるのが11月なのではないかと。

10月末から寒くなってきて、「のんびりできるかな…」と少し期待していた私は11月の忙しさに困惑しました。笑

変化、新しく始まる予感など

わざマートに出荷開始


11月は野菜の最盛期と知らなかった私。想像以上の豊作に、「野菜セットやマルシェだけでは野菜を捌けない…」という焦りに見舞われました。
今となっては笑い話ですがその時はめちゃ焦っていた💦

研修先の人たちにおすすめの直売所を聞いて、どこに出そうか…と検討したところ候補に上がったのがわざマート。
こだわり抜かれた日用品や食材、地元の美味しいものが並ぶお店。週末は特に観光客でも賑わいます。

以前ぼんやりと「こんな素敵なところに野菜を置けたらいいな…」という妄想をしていたのが現実になりました。🙌

↓わざマートのポストで農園かふぅを紹介していただきました🙆‍♀️

リンゴジュースを作った

祖父の作ったりんごの中で、出荷できないはぶきを使ってリンゴジュースを作りました。
農協の小さなジュース工場を借りて、職員さん1人と私含め家族親戚5人で180本のジュースができました。
そのまままるごとりんご、みたいな味のするとっても甘いジュース。
私は炭酸と割って飲むのが好きです。
パンケーキのはちみつがわりに入れても美味しそう。

一本(1000ml)1200円で販売しておりますので興味ある方は是非!
(6本までは送料変わらないので多めの注文がお得です。InstagramのDMからどうぞ!)

新しい農地

今借りている畑とは別の親戚が、「管理できない畑があるからやってくれないか」と前々からお声がけいただいていました。
忙しくて時間が取れず11月にやっと見に行くことができました。
2反(20アール)くらいあれば嬉しいなあという気持ちで言ったら、4箇所ほど農地、合計7反ほどの広さを借りられることに🫢
新規就農するにあたって3〜5反が必要最低限の広さとされているので十分すぎる以上の土地をお借りすることができそう。

今から、どこに何を作付けようか、堆肥舎や育苗ハウスをどこに置こうか、とワクワクしながら計画しています。

おふるのパイプハウスの資材をもらえることに

研修先のパートさんの友人から、パイプハウスをもらえることになりました🙌
農業を始める前読んだ本に、「研修などしていると、周りから声がかかってもう使わないハウスの資材をもらえることもあります。活用しましょう」的なことが書いてあって、そんなラッキーなことあるんかいな〜と思っていたら…
本で読んだやつだ!となんだかソワソワ。

育苗用のハウスは自営するにあたって絶対に欲しいと思っていたので嬉しい限りです。
あとはどうやって建てるか勉強しなきゃ…

しめ縄づくり

祖父がしめ縄名人だということに一昨年ぐらいから気づき始めたのですが、やっと作成現場を押さえることがでしました🫣

手さばきがカッコいい。息をするように編みだされるしめ縄たちに惚れ惚れ。
私は基本のき、である縄ないを学びました。

ごぼうじめ。来年はこれが作りたいな。
神棚や玄関に飾る用



研修先のパートさんたちともしめ縄づくり。1番シンプルで簡単なものを手作り。

パートさんにも教わり、初めて作った!

今年はクリスマスよりも年の瀬の準備の方が気合が入っております🎍

来年のこと

来年4月からは、研修先から卒業して、自分の農園の方に注力していきます。
その前に、少し先をゆく先輩たちの話をたくさん聞きたいな、と思っています。
今年は研修に、自分の畑に、と交友関係を広げる余裕がなくかなり閉じた関係性の中で過ごしたように思います。

少し時間に余裕ができる1・2月は、たくさん人に会う月間!
4月からの自分の農園経営のヒントやアイディアをたくさん得られるといいな💡


みなさま、どうか良いお年をお迎えくださいね🌟

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?