見出し画像

SNS依存から抜けられない

「デジタルデトックス」という言葉を私が知ったのは数年前です。スマホとかPCなどから少し離れることで心身の健康の回復を図るとか、そういったデジタル機器との付き合い方を見直したりするという、アレです。

私自身、長いこと重度のSNS依存症である自覚がありました。昔で言えばmixi全盛期時代の最終ログイン時間は5分以内がデフォルトでしたし、mixi衰退後はFacebookにTwitter、Instagramそれぞれにアカウントを持ちアクセスしない日がないどころか、スマホを取り出せば条件反射でホーム画面にある各種SNSアプリのアイコンボタンをタップしているほどです。勝手に指が動いてるんです。
以前、友人からSNSの通信料が無料になるという格安スマホの話を聞いて「SNS大好きな私にピッタリじゃないか、なかなか魅力的だな…」と思ったので帰宅後に夫に話してみたところ、「くだらん」と一蹴されたこともあります。

そんな私も「このままではさすがにマズい」と思ったことがあり、2年くらい前にインスタのアカウントを削除したことがあります。ま、ちょっと別の要因もあったりしたのですが、SNS離れするいい機会かもしれない…と思い切って消してみました。
結果どうなったかというと、翌日には新規アカウントを作成し直し、旧アカウントで繋がっていた人達に片っ端から友達申請を送ってました。そしてその新アカウントは現在も元気に稼働中です。デジタルデトックス、無理でした(記録1日)

確かに、SNSやスマホ自体から離れるということのメリットは多分にあると思いますし、私自身も体感したことはあります。例えば外出先でスマホをチェックする機会がないとか、スマホを持ち込めないとかで数時間ないし半日以上SNSを開かないという日がごく稀にありますが、その日は何だか妙な充実感があったりします。「今自分、全然スマホ見てないじゃん!友達いっぱいいて予定が詰まってる人みたいな時間過ごしてる〜陽キャっぽい!」みたいな。

でも、その数時間ぶりもしくは半日ぶりにスマホを取り出し、SNSを開いた瞬間、なぜか安心してしまうのです。「あぁ私完全にSNSに支配されてる…ネット社会の奴隷だ…」なんて思いつつ、各種SNSのタイムラインを端から端までチェックしている。
恐らく、SNSにドップリ浸かっている自分が実はそんなに嫌いじゃないどころか、むしろ結構好きなのがやめられない理由だと思います。
私がもっと陽キャだったら、お友達がたくさんいたならばこうはなっていないのかな…とか思わないことはないですが、本心ではそこまで多くの人と深い関係を築きたいとも思っていないからこその現状な気がします。
で、基本的に単独行動が好きなくせに、一人の時間が長くなってくるとそれはそれで寂しくなってきたりする。一人でカフェとか飲み屋さんへ行ったところで、結局終始スマホをずーっといじってしまっていたり。
一人でいるのが楽だけど、人との繋がりもないと寂しい。そんな都合のよい私にとって、誰かとゆるい繋がりを維持できるSNSは居心地が良いです。
同じ理由で、noteでの「ゆるい」関係性も大好きです。誰かの記事を読みたいなと思う時に読みに来て、何か自分が発信したいなと思えば書きに来る。気が向かなければ見なければいいし。

こんな私を、くだらない、と思われる方や、憐れみの目で見る方もいるのかもしれませんが、それもそれでもう仕方ないという諦めの境地というか、開き直ってるというか。まあそんな自分でもいいかな、と思います。なんて言いつつ、どこかで実際にそう言われているのを自分自身がたまたま見かけたり耳にしたら傷つくんでしょうけど…。
ただ、それで誰かに迷惑を掛けたり人を傷つけるというのはしたくないので、気を付けようと思います。
あと、自分の投稿にリアクションが少なくて落ち込むなど、SNSをやる上でのデメリットとも上手に付き合っていきたい。なるべく気にしないようにしよう…とは思っていても気になっちゃうので、そこはもうSNSをやる以上は仕方ないこととして受け入れたい(理想)
んで、そうしたネガティブな感情を引きずり過ぎると今度はオフラインの生活に影響が出てきてしまうので、ほどほどにバランスよく…というのも現在の課題です。

そんなわけで「私にSNS断ちとかデジタルデトックスとか無理だった☆」という話でした。これを投稿したらSNSパトロールに出掛けてきます。