家庭内の会話
仰々しいタイトルを付けてみましたが、「家庭とは!パートナーシップとは!!」みたいな高尚な話はわたくしは一切できないのでご容赦ください。
まあ、そんなもんだよね
夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、喧嘩じゃない普通の会話というのは、後になって客観的に振り返ると正直ゴミカスみたいな(言い方)心の底からどーでもいい内容だったり、というかむしろ覚えてないことの方が多い。
でもテレビ番組とかたまに一般家庭のリビングにカメラが設置されてて、食事中や団欒中のリラックスモードの中で家族間の普段の会話をマイクが拾う場面ってあるじゃないですか。ああいう、よそ様のおうちの日常が垣間見える瞬間は結構好きです。「あ、なんか他の家庭でもこういう内容のない会話って普通にあるんだな」って。ぱっと見た感じ上品そうな奥様の気だるーい地声とか、子ども相手に裏声で話しかけるお父さんとか。みんなで食事中に子どもの「取ってー」の一言だけで、一瞬でテーブル向かい側から醤油が手に渡るのとか、おじいちゃんがうっかりおならをしてしまったりとか、面白いです。
某日22:45 A田家(仮名)の場合
では、我が家の会話を切り取ってみたらどんな感じだろう?と思ったので、昨夜の就寝前の会話を文章にしてみました。記憶ベースだけど大体合ってるはず。
私「あー。明日ししゃも買っていい?」
夫「いいよ」
私「やったー」
夫「あなたが買おうとしてるのはししゃもですか」
私「は?」
夫「ししゃもってどういう魚」
私「あの、お腹がパンパンなやつ」
夫「樺太なんちゃら じゃないですか?」
私「何それ」
夫「ししゃもって今なかなか売ってないらしいよ、ししゃもじゃないらしい」
私「サーモン的な?」
夫「いやもっとひどいらしい」
私「じゃあマリーン(カニカマの商品名)みたいな?」
夫「みたいな」
私「にせししゃもなのか、ちなみに実家ではどっち食べてたの」
夫「え?」
私「どっちししゃも?本物ししゃも?」
夫「…わからん」
私「.…(沈黙)貴重なんだね」
(就寝)
この会話から私が得たものは、ししゃもという魚はどうやら現在希少価値の高い魚であるらしいという情報のみ。
文字に起こしてみて、実にくだらないなというか、まあ特に面白いことも何も言ってないな…と改めて思った。そして、書きながらししゃもが軽くゲシュタルト崩壊を起こしかけた。こんな会話でひとつの記事にしてしまったが、noteってみんなもっとちゃんとした内容で書くんじゃないのか。前回の記事と比べると何だかクオリティが格段に低いぞ。期待して読んでくださった方(いるのか?)すみません。
結論
私は本物のししゃもが食べたい。