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理系の夫と文系の妻

こんばんは。今日は我が家の与太話にお付き合いください。さすがにnoteもネタが尽きてきてます。

私達夫婦は同じ大学で出会ったのですが、夫は理系の大学院卒、私は文系の学部卒です。
頭のいい方の中には文系出身ながら理数系科目も苦手としないどころか得意だという猛者もいますが、私は理数系ができなくて文系に進まざるを得なかった、いわゆる残念パターンの典型的なやつです。理系科目が出来る方は本当に尊敬します。

そんな私にとって、数式は宇宙語です。二次関数…はて。あのグイーンてなってるグラフのやつだっけ?という、文系理系以前の一般常識レベルすらちょっと怪しいオツムです。飲み会やご飯会の終了間際の割り勘計算も、非常に苦手です。もはや数学というよりも算数ができない疑惑。

私は東野圭吾さんの小説が好きですが、これも理系っぽい部分はちんぷんかんぷんです。『ラプラスの魔女』はそれが原因で長いこと積ん読してました。東野さんはもちろん誰が読んでも最大限理解しやすいように書いてくれていると思いますが、何というかこれはもうアレルギーみたいなもんです。

そんな感じなので、私は理系に対してのコンプレックスが若干…、いえ、かなりあります。
いやでも文系なら文系ならではの強みがあるだろう、と思うじゃないですか。残念ながら私の場合、例えば文系ならではの受験科目「日本史」も苦手です。世界史はもっと苦手なので高校の選択授業では消去法的に日本史を取るしかなかったのですが、高校でも予備校の授業でもほぼ毎回寝てました。
高校では隣の席の優しい友人がその都度起こしてくれましたが、予備校にはそんな友人がいなかったので途中から授業取るのやめました。今思えばよくこんなんで大学受かったな…

そして夫も理系出身でありながら、読書量が多いからなのか意外と語彙が豊富だったりして文系も結構強いのです。理系のくせに。って書いたら理系の皆さまから怒られそうですね。どうもすみません。
なので夫に対して、「文系」という点で私がマウントを取ることがなかなかできません。強いて言えばめちゃくちゃ昔に受けたTOEICのスコアくらいですが、これも中途半端な点数なのでここで書いたら笑われるレベルです。残念。

そんなわけで私が文系の強みを家庭内で発揮するのは極めて困難なので、最近では専ら「理系のくせにw」という感じで煽りに行ってます。コンプレックス丸出し、大人げなんてのはまるでありません。しかも返り討ちにされる確率も高いです。
一例として某日の会話を挙げてみます。


私「なぜ我が家のリビングは暑いのに廊下や他の部屋は暑くないのか」

夫「それは…(間)リビングは暑いから」

私「なんだその非論理的な回答は。それは1+1は1+1だからと言ってるようなもんじゃないか、あなた理系でしょ(煽り)」

夫「それで思い出したけど、数学の問題解いてて『この解答になるの分かってるのに何でわざわざこの答えを導かないといけないんだ』って思うことがあった」

私「あ、それ分かる。私も問題が分かんなかったときそう思ってた」

夫「いや俺は答えはちゃんと分かってるうえで疑問に思ってるんだから一緒にするな」


てな具合に、見事なカウンターパンチを喰らってしまいました。というかこの場合、煽りに対しては華麗にスルーされ、私が共感を示したら「お前とは悩みの次元が違う」と一蹴されたパターンですね。
…ぐぬぬ。私が「文系」を以てして夫にマウントを取れる日は果たして来るのでしょうか。