マガジンのカバー画像

恋/恋愛/片思い/失恋

80
運営しているクリエイター

#note

エモい恋愛に憧れる

少し前に恋愛系YouTuberなる方々にどハマりして、毎日寝る前にベッドで動画を寝落ちするまで見るのが日課だった。そんな私は彼氏いない歴たぶん6年。もはや恋愛感情がわからないし、どうやって恋愛をするのかもわからない。完全に迷走している。 大学生ってきっと、恋愛がめちゃくちゃ楽しい時期だと思う。高校生の頃より自由な時間が増えて、行動範囲が広がって、一人暮らしならお互いの家を行き来したり、一緒に授業受けたり。周りでカップルが増えていくのを見ながら、どこか自分とは遠い世界な感じが

私が『またね』を絶対使うと決めている瞬間

特別な先輩と1日デートしてきた。 「好きな」先輩も「憧れの」先輩もしっくりこなかったので、彼のことは「特別な」先輩と記すことにした。 本当に楽しかった。 最高の一日だった。 私は最後の一日にするつもりだった。 曲がりなりにも片想い歴、約9年目。 合間合間に別の人を好きになって、そのたびに先輩は「憧れ」だと言い聞かせてきた。 彼女のいる先輩にアプローチできるほど自分に勇気はないと思ってた。 だけど、それは間違いで。 ”彼女がいるから”ではなくて、”今の居心地の良い関係を壊

誰にも知られませんように

アルバイト後に開くインスタグラムは、天井が虹の輪っかで埋まっている。私は人差し指で、何の意味もなくほぼ無意識に素早く一度下にスクロールする。 若干並びが変わったストーリーズに、自らの関心度が顕れて少し嫌になった。 みんな、キラキラしている。 スタバの新作、彼氏の後ろ姿とイルミネーション、 映画のチケットを寄せ合っている様子。どんどん画面の右側をタップする。お菓子をくれた子をメンションして「ありがとう🥺」と載せているストーリーが最後だった。 溢れそうになった小さな溜息を飲み

不純度高めの愛で。

行きつけの珈琲店を出て角を曲がろうとした時、思わず目を奪われた。 ”目を奪われた”って表現は、本来なら一目惚れをするときに使うのだろうけど、残念ながら恋ではない。 「うわ、これが愛情ってやつか。」 それは、人目を気にせず道端でキスしたり尻を揉んだりするような、一定の人間から疎まれるような行為でもなければ、池袋で声をかけてくるサラリーマン達のような下心が見え見えの笑顔でもなかった。 その人が愛しくて愛しくて仕方がない、そんな愛情に満ちた優しい眼差しを見た。 女性は携帯を見

私は息を30秒止めた

息を30秒止めた苦しさは、失恋した後の苦しさとほんのちょっと似てる。 思いだすと、少しずつ苦しくなっていくところも。 少し前に失恋した話をありのままを。忘れようとしたら余計辛くなることが分かってるから、私は忘れない。彼と過ごした時間は間違いなく私が体験した楽しかった時間の一部だから。 彼とは少しの時間しか過ごしていないのに、なんだか昔から知ってる友達みたいだった。 恋愛でなにを大切にするか人それぞれだと思うが、私はドキドキよりも安心感のある人と一緒にいたいと思う。 コ

傷つかない選択をしたことが、「いま」の私を傷つけてしまうから

平日の毎日投稿ひとつめ 「わたし」のことを改めて書こうと思っていたのだけど、夜ご飯を食べながら観た「思い、思われ、ふり、ふられ」を見て急に恋愛のことを書きたくなったので、テーマ「恋愛」でいきます。 あれから(私の失恋した話をありのまま綴ってますので、詳細はうえのnoteを見てくださいっ)、11日が経った今、あの彼とのやり取りを見返すこともなくなって、私の中でほんとうに想い出に変わったんだなと実感しています。 この恋愛は私にとって大切なものだった。 もちろん彼が人として