ピョートル大帝の生涯
[バンクス] 『ピョートル大帝の生涯と治世』 初版 1754年 [ロンドン刊]
[Bancks, John], A New History of the Life and Reign of the Czar Peter the Great, Emperor of all Russia, and Father of the Country. [London]: Printed in the year, 1754.
First Edition. Small 8vo, viii, 354, [5 index]pp, contemporary calf.
ESTC T196157<R13-60>
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大北方戦争の勝利によりポーランド、スウェーデンに代わって中東欧地域での覇権を確立し、ロシア大国化の礎を築いたピョートル1世（大帝）の生涯と治世を英語で書いた最初の作品。
作者のジョン・バンクス John Bancks (1709–1751)は、ロンドンのスピタルフィールズで本屋を営んでいた時に書いた詩がポープに賞賛され、職業作家として身を立てることが出来るようになったと言われています。
…1739年には、最もよく知られた著書『オリバー・クロムウェルの生涯についての、ミドル・テンプル紳士による短い批評』を匿名で出版した。1767年に発行された第5版のタイトル・ページには、「故ジョン・バンクスによる」と記されている。この本は力強く書かれており、クロムウェルの経歴と性格を全体的に好意的にとらえた初期のもののひとつである。カーライルは『オリバー・クロムウェルの手紙と演説』に付された「オリバーの伝記」についての記述の中で、バンクスの著作のこのような特殊性を指摘し、「それ以外は重要ではない」と断言している…
英雄伝を得意としていた作家で、この他にも『モールバラ侯爵の歴史』や『ウィリアム3世の歴史』なども残しています。
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