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また、冬がやってくる。(WA2紹介)

イントロ、ゲーム紹介

お久しぶりです、Farbkreisです。
気が付いたら、初投稿からもう二年ほどが経っていました。
いや~、時間が流れるのって早いですね。あっという間です。

それで本題に移るのですが、今日のテーマは”WHITE ALBUM2”です。
この名前を聞かれて何ぞや?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。間違いなく知らない方の方が多いと思うので、少々解説を挟ませて頂くとR18のゲーム、つまりエロゲのタイトルなんですよね。
内容については後述するとして、エロゲと聞かれてかなりの忌避感を感じることだと思います。(と言うか、数年前の自分もそうでした…)
ただ、ご安心ください。この作品はアニメ化されているのでそちらから知っていくということも可能です!

で、肝心の内容についてですがこのゲームの主題は三角関係そのものなんですよね。それも恋愛関係に留まらない友情とかもドロドロになった感じのです。
これを聞いて、愛憎劇が好きな方は少し食指が伸びると思うのですが、このゲームの凄いところはそれを高校生編、大学生編、社会人編と関係が発展していく三部構造からなっていることなんです。
つまり、ルートを進めていけば行くほど泥沼に陥っていく様相を呈していく訳です。(その分、プレイヤーの我々も心を砕かれていく訳ですが…)
実際、SNSを眺めているとこのゲームに関する阿鼻叫喚がかなり存在していて、それだけ影響力のあるゲームだと思っています。

ここまでゲームのあらましのようなところを語ってきましたが、ここからは高校生編のキャラクター、舞台設定と少し具体的なところも話していきたいと思います。

キャラクターについて


割と何でもできて、おっせかいな主人公:北原春希
https://animeanime.jp/article/img/2013/08/10/15143/21132.html

最初に主人公である北原春希について紹介します。
彼を一言で称するなら、有能という表現が一番しっくりきます。ただ最後まで自分が責任を負おうとするくらいおせっかいであるという弱点もはっきりしていて、物語の一つのアクセントを形成している感じになります。


学園のアイドル的存在:小木曽雪菜
https://aquaplus.jp/wa2vita/character/ogiso.html

二人目に紹介するのは小木曽雪菜です。
見ての通り、かなり男性受けする容姿をしていて天真爛漫!という感じのように見えますが…実際はそうでもないというキャラです。
彼女の場合、過去にトラウマがあって高校生時はそれを見せないためのキャラ作りをしているんですよね。で、そのベールが徐々に剝がれていくんですが、剥がれた先の彼女の執着心と言うべき本質が物語の核となります。


孤高かつ孤独な天才ピアニスト:冬馬かずさ
https://aquaplus.jp/wa2vita/character/touma.html

三人目の紹介キャラは冬馬かずさです。
彼女は名ピアニストの子として生まれ、幼少時代からピアノ漬けの生活を送ってきた生粋のピアニストです。反面、生活については家政婦さんがいないと成り立たないレベルのずぼらさを有している存在でもあります。
人当たりに関してはきついところがあり、主人公でさえも手を焼いているという中々の性格をしてますが、徐々に軟化していく様相を呈していきます。
個人的にこの物語の中で最も好きなキャラです。

と、ここまで主要三キャラについて説明してきましたが、それ以外にも魅力的なキャラが多数いるので是非覗いていって頂けると嬉しいです!

https://aquaplus.jp/wa2vita/character/


舞台設定について


主人公たちが通う学園、峰城大附属の母体である峰城大。
https://fumimaru-entertainment.com/white-album2-seichi/

この物語の舞台、特に高校生編・大学生編に関しては基本的にここ峰城大およびその附属の学園になります。この高等部最後の文化祭において三人は集まり、物語が動き始めます。

そしてこの物語の重要ファクターである学園よりもさらに重要な舞台は、冬であり雪なんですよね。冒頭でも言った通りでこの物語の分岐点には必ずと言ってもいいほど雪が降るんですよね。

「そして冬――降り積もる雪は、すべての罪を覆い隠し。
 やがて春――雪解けと共に、すべての罰を下す。」

このセリフは物語のキャッチコピーなんですが、この二文がWHITE ALBUM2の根幹と言っても差し支えありません。
雪はいろいろなものを隠すと共に、その歪みや汚れを時間差で表していく。
かなり文学的な表現です。
あとお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、上記の登場人物名に春、雪、冬の三文字が見え隠れしていて、これを二文と当てはめてみるのも一興だと思います。

最後に

最後にこの商品のパッケージについてもう少しだけ語らせてください。
この作品は基本的にPS3、Vita、PC、アニメ(高校生編のみ)と色々な媒体で発売されていますが、ダントツのおすすめはPC版のEXTENDED EDITIONです。
理由としては三点あります。
一点目は単純に値段が安いという点で、二点目はサブストーリーなどのこのゲームの全てが集約されている点です。
そして三点目の理由、それはアダルトなシーンがあるという点です。
決してふざけているわけではなく、この物語はそのようなシーンでの心情こそがその後の展開に大きく関与するためです。
正直これを欠いてしまうと、未完全燃焼感は否めません。
だから、もしこの物語を味わうならEXTENDED EDITIONがいいと強く推します!

これからの季節はまさにWHITE ALBUM2の季節です。
興味をお持ちの方は、手を伸ばしていただけると幸いです!





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