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【Amazon】amazon広告運用~中級編~【ファンヴォイス須田】

お疲れ様です。ファンヴォイスの須田です。

こちらの記事で広告の基本的な運用についてお話しましたが、今回は、ある程度の期間(6か月以上)を超えてくると、費用対効果を維持しつつ、注文数を増やすというのが、頭打ちになるタイミングが出てきます。

そんな時はここまでのデータに基づき、より細かいチューニングをすることで、更なるキーワードの選別を行い、より精度を高めつつ、新たなキーワードを試すことをオススメします。

その他、ある程度の期間広告運用を行ったら、実施した方が良いことをお話したいと思います。

【①目的&実施事項】

1.広告費用対効果(ROAS)をチェックする。
→ ROASが高い:予算アップ/ROAS低い:広告ストップ

2.上記1でROASの目安が0.3~0.8の範囲で、インプレッションに対してのクリックスルー率(CTR)をチェックする。
・インプレッションが低い/CTRが高い
→ 入札単価を上がる。(CTRが高いので、インプレッションが増やすとCTRが上がり、注文数が増える可能性がある。)
・インプレッションが高い/CTRが低い
→ 広告を止める。(インプレッションが高いにもかかわらず、ROAS、CTRが低いので、これ以上の費用対効果向上は見込めない可能性を高い。)

3.新たなキャンペーンで見込キーワードをテストする。
・オートターゲティングのキャンペーン、検索用語で65日以内で注文があったキーワードを(キーワード/商品の)マニュアルターゲティングで広告を出す。
・複数の商品広告を出している場合は、売れていない商品の広告を止める。
・新キャンペーン開始して、1週間後にインプレッションを2,000回以上にする。2週間後はクリック数が12回以上になる様に予算調整。3,4週間目は何もせず、様子を見る。をワンセットにして、3~6か月繰り返す。

【②キーワードチューニング手順】

1.レポートのダウンロード
・セラーセントラル画面:メニューバーより「レポート」→「広告レポート」クリック
・レポート画面:「レポートを作成」クリック
・新規レポート画面:構成(レポートカテゴリー:スポンサープロダクト広告/レポートタイプ:検索用語/時間単位:概要/レポート期間:過去30日間)を選択の上、画面右上「レポートを実行」クリック
・レポート画面:「レポートを実行」クリック→生成されたレポートの「ダウンロード」をクリック

2.レポートの分析(有効キーワード、商品ページのピックアップ)
・上記1でダウンロードしたファイルを開き、「広告費用対効果 (ROAS)」の高い順で並び替える
・上記の「広告費用対効果 (ROAS)」が0.01以上の範囲で「インプレッション」100以上、「クリック」10以上の範囲で並び替える
・上記の範囲にある「カスタマーの検索キーワード」が広告費用対効果 (ROAS)の高い有効キーワードなので、広告予算を増やす
・上記に該当しない(「広告費用対効果 (ROAS)」0.30以下)「カスタマーの検索キーワード」が広告費用対効果 (ROAS)が合っていないので、広告出稿を止める
・上記に該当しない(広告費用対効果(ROAS)0.30~0.80/インプレッション:高or低/クリックスルー率 (CTR)/低)「カスタマーの検索キーワード」が広告費用対効果 (ROAS)が合っていないので、広告出稿を止める


【③広告費予算を調整する】

1.広告費を上げる
・広告費を上げる目安は(顧客数増加:ROAS数値分上げる/利益率向上:ROASの1.00に対する日予算にする)
・(広告費用対効果(ROAS)0.30~0.80/インプレッション:低/クリックスルー率 (CTR)/高)
→クリック率は高いので、広告費を上げてインプレッション数が増えると、ROASが改善される可能性がある。

2.広告を止める
・広告費用対効果(ROAS)0.30以下
・広告費用対効果(ROAS)0.30~0.80/インプレッション:高or低/クリックスルー率 (CTR)/低

3.商品ごとのROAS確認※複数商品に同一広告を出稿している場合
・キャンペーン画面:画面下部より対象の「キャンペーン名」をクリック
・対象キャンペーン画面:画面下部より対象の「広告グループ」クリック
・広告グループ画面:画面下部メニューバーよりプルダウン「期間」を「全期間&過去30日間」に変更して、商品ごとのROASを確認。
・ROASの低い商品の広告出稿を止める。

【④その他】

・広告キャンペーンマネージャー管理画面右上のベルに数字が入っている場合は必ずチェックして、推奨事項を実行する。

Amazon内での広告運用はやりつくした!と思っていても、意外とやれることがあったりします。広告に関するセミナーは高い頻度で行われていますので、Amazonからのメールチェックもしてみるといいと思います。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
何かのご参考になれば幸いです。

スダノブヒコ

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