第16回:FF資料の旅1
みなさん、こんにちは。
おかげさまでブログも16回目を迎える事が出来ました。
今までファイナルファンタジーに対する私なりの想いを色々と綴っていきましたが、そろそろこのブログを立ち上げた真の目的である"ファイナルファンタジーの情報を共有する事"に焦点を当てていきたいと思います。
さて、今回からはFF資料の旅と称しまして、ファイナルファンタジーに関連する資料を紹介し、内容についての過度なネタバレは伏せて、私なりの意見も交えていきます。
記念すべき第1冊目となる資料は、
『FF世界の研究』
です。
はじまりに相応しいタイトルだと思いませんか?
この本は、著者である斉藤楠卜氏が実際にプレイしたファイナルファンタジーシリーズ(メインは、IVとV)で感じた疑問に対して、自分なりの考察を述べるという内容になっています。
この疑問とは、プレイした人全員が感じるであろうファイナルファンタジーあるあるや、マニアックなものまで多種多様で、ページをめくるのが楽しいです。
例えば、
なぜチョコボに乗っている時は敵に襲われないのか?とか、飛空艇はなぜ砂漠に降りられないのか?とか、主人公達は、なぜ沢山のアイテムを持ち歩けるのだろうか?
などは、ファイナルファンタジーをプレイすれば誰しもが疑問に思うでしょう。
一方、耳を持たないホワイトフレイムにゆうわくのうたが効いてしまう理由や、有機質でできているエクスデス城が灼熱の溶岩で燃えない理由など、非常にピンポイントかつマニアックな疑問も考察しています。
さて、この『FF世界の研究』ですが、誰しも疑問に直面した時、一定の答えが欲しいはずです。
答えを求めて、私達はあれこれ想像したり考察したり、時にはカンニングしたりするのですが、この本は、そんな時にもってこいだと思います。
この本には、疑問に対する正しい答えは載っていません。あくまで著者である斉藤氏が考察した内容しか載っていないのです。しかし、それも一つの答えに変わりはありません。
冒頭で斉藤氏は、ファイナルファンタジーはプレイヤーの数だけ存在すると述べています。
これはどういう事かと言うと、攻略本などをあらかじめ読んでプレイする場合とそうでない場合、あるいは主人公をプレイヤー自身の名前にした場合とそうでない場合のように、プレイヤーのスタイルでファイナルファンタジーの世界は全く異なるとしています。
私もこの考えには共感します。
私が過去にファイナルファンタジーらしさについて語った回がありましたが、私はプレイヤーによってファイナルファンタジーらしさは違うという考えを述べました。
この私の考えは、斉藤氏の、ファイナルファンタジーはプレイヤーの数だけ存在するという意見と同義ではないでしょうか。
したがって、疑問の答えもプレイヤーの数だけ存在するのです。だからこそファイナルファンタジーを考察したい時に、他人の答えを見せてくれるこの本は便利なのです。
カンニングと言えば響きは悪いですが、他人の答えを見る事で得られる気付きというものもあるでしょう。実際、私はこの本を読んで、いくつかの発見をしました。
『FF世界の研究』は、ファイナルファンタジー世界を紐解きたい方の一助になると感じているので、ファイナルファンタジーをより深く楽しみたい方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次回も楽しみに!
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